日々撮り散らかし。

日々撮り散らかし、日々更新し散らかします。使用カメラはPENTAX K-1。写真は雑食、スナップ・風景・ポートレート等まさに撮り散らかし。

台風一過により。

風の影響か、朝の電車が遅れはしたものの、その後東京の空には久しぶりに青空が広がり、清々しい天気の中、昨日の続きで廃屋って気にもならず、今日は少し陽を感じる清々しい写真にしようって思った。

 

 

そして気がついたんだ。最近そんな写真を撮っていないという事に。

 

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それで昼ご飯を買いにコンビニに行く途中、何か爽やかなものでも撮ろうって思った。だけど爽やかなものが自分のレーダーに反応しなかったのか、それとも爽やかなものが無かったのか、会社とコンビニとの距離が近いのか結局爽やかなものは撮れなかった。

 

 

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そして自分の中の精一杯は、青空入りの団地だった。

 

なのでジャンプを少し立ち読みしてすぐに帰った。

久しぶりの廃屋。

どうも。こんにちは。

 

天候が大きく荒れ、選挙の投票率が伸び悩んでいる本日。

珍しく日曜日にブログを更新している俺は、何をしているかというと仕事をしている。

 

電車が動けているうちは、やれるうちにやっておかねばという状況。

 

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でも昨日は雨の中、廃屋に行ってきた。廃屋なんて、晴天であろうが曇天であろうが関係ない。 いや、基本スナップってその瞬間を切り取るものなので、天候に左右されているようだとまだまだなんだと思う。

 

 

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それでも写真って、光をコントロールしてなんぼなもので、曇天でも周りがもっと暗ければ、それなりに絵に表情が作れたりする。

 

 

 

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劇場が廃屋だなんて、素敵だよね。ここでどれだけの人が過去に笑顔をみせていたのか。

 

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どことなく人の温度を感じるこれらはおそらく人の温もりが朽ちてから出来たものだ。

 

 

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ここは別に劇場型廃墟って訳ではないので、続きはまた改めて。

 

 

さて、もう一踏ん張り。

無欲。

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最近コンペの仕事のおかげでバタバタとしてて帰宅が日付をまたぐ。

別にこの業界そんな事は珍しくもなければ、体も慣れている。

 

ただやった分だけ対価があればいいんだけど、ここ数日やった分の労力が、今朝のメールの、たった2行の文章で消し飛んだ。

 

 

誰かがイイことと悪いことは隣り合わせだって言っていた。

そういえば最近ファミマでやってる700円クジは、買う度に何かを当てていた。今のところ3発全中。

 

うん。全然割りに合ってない。

 

このバタバタが終わった時、何がしたいかを想像してみた。

 

何も思いつかなかった。

 

案外平和です。

 

 

きっと几帳面。

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靴が同じ方向向いてかけられていた。

なんでくるくるしないのかなーなんて思いも持ちつつ、几帳面だなーって。

 

木の陰にも少なくても2つは隠れてて、一階にもかかってた。

 

一気に洗いたい気分の日だったんだろうなぁ。

PENTAX K1 × 35mmF2.8 Macro Limited 使用例。

前にPENTAXユーザーの読者の方と、35mmマクロのフルサイズに対する使用感を9月中旬にアップする約束をした事があって、本当はタイに持っていこうと思ってたんだけど、その時は使わなかったので、改めて今アップ。

 

タイでレンズを落とし、海外保険適応との事で使用する機会が回ってきた 笑

HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited

 

もしK-1ユーザーで、わりと安価な35mmマクロを検討している方がいたら参考に。

元々フルサイズ用レンズではないので、周辺に多少のケラレが見られるものの、使用感としてはさほど問題ないと思っている。

 

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F4.0  1/30s   ISO2000

 

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F4.0  1/30s   ISO2000

 

マクロなので当然寄れて、それによって開放2.8まで開かずも理論的にこれくらい被写界深度は浅くなる。上記2点は保険屋に対する説明写真だったので、確かトリミングしてたはず。

 

 

自分の性質上、一度付け替えたレンズはしばらくそのままにしている傾向があり、その後も35mmを使ってたので、合わせて使用例をアップ。

 

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F3.5  1/60s   ISO1600

 

家で撮れたピーマンを撮りたくて撮ったもの 笑

トリミングした記憶はもうないけど、さっと撮ったので、平行は後から直したかも。

 

 

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F4.0  1/60s   ISO2000

 

 

西新宿周辺で撮影。ノートリ。

周辺光量がガッツリ落ちてるけど、これは現像でコントラストを調整したせいもある。

 

 

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F2.8  1/100s   ISO1250

 

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F2.8  1/100s   ISO1250

 

上記2点は同露出。実際ケラれる量はせいぜいでてもこの程度。

全体的に暗いのは性格のせいではなく、天候のせい。一昨日キャンプに行ってきた。

 

 

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F2.8  1/640s   ISO200

 

我が家。

これもノートリ。ケラレがあまり目立たないのはISOが低いせいだろうか。

 

 

ピーカンでの使用例が無かったのはちょっと申し訳ないが、ケラレ具合はだいたいこんな感じ。個人的には常用レンズとして全く問題ないと思っている。

ケラれても味だし、高解像度のK-1ならば、トリミングしたって全く問題ない。

 

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ほらね。いや、網戸のホコリを掃除しなきゃね。

 

開放値からそこそこ解像してると思うし、マクロで撮影しなくとも、35mmという便利な画角の単焦点レンズとして普通に使えるもので安っぽいプラスチックではなく、アルミ削り出しというPENTAXのこだわりも◎。自分がレンズに対してさほどこだわりがないせいか、35mmという画角がわりと被りあまり持ち出す事も多くないけど、寄れるというのは絶対的な正義だと思う。

 

 

って、感じで35mmマクロ作例をアップしてみた。

  

リアル。

インスタ映えみたいな単語が急にでき、軽い社会現象になっている気がする。

 

まぁ、とにかく映える写真がみんな好きだ。モラルも度返しして群れる群れる。そんなものに流される今の日本が心配だ。それに抗いたく、なおさら媚びない写真を撮りたくなる。

 

 

ゴミが入り込んだうちの玄関先と、築年数をそれなりに感じさせる玄関の外。

下記二枚をあえてインスタにアップした。

 

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映えより、空気を写したい。

外から内へ。

過去にないくらいタイの話がしばらく続き、ようやく通常通りのゆるいブログへ。

海外の話から、次にどんな写真をアップしようかななんて思ってたんだけど、外ときたら次は内で。いや、家で。

 

 

以前団地T-shirtを作ったって事を書いたことがあって(下記参照)、その時にPENTAX T-shirtも作っててそのうちアップしようと思ってた。

 


それから季節も移り、T-shirtシーズンも過ぎつつあって、かつ誰かに撮ってもらわないと、自分が着て撮ることも中々出来ないので、ずるずると今日に至ってたんだけど、そんな中、ブログ仲間のちかすぃさんとのやり取りの中で、ペンタT楽しみにしているというコメントがあった。覚えていたなんて凄い!

 

これは何かしらのカタチでアップしなきゃなって思ってたんだけど、ずっとタイタイしてたので、タイ明け一発目は地味ながらペンタTにしようって思っていた。

 

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その写真がこちら。適当に描いたK-1ボディに、英語に長けている友達が、飯の席で紙ナプキンに書いてくれた文字を入れたという合せ技。前回の団地Tとは違い、クオリティのわりにはシルク印刷という無駄なこだわりで、単価が高いくせに一点もの。

めんどくさくてT-shirtのシワなんか気にしないってのは当ブログのクオリティ。

でもUNIQLOのこだわりのないボディ・プリントに比べ、シルクで刷ってるので完成度はそれなりに高い(ボディは自分で選べるので)。

着用写真また撮ってもらえる機会があったら載せます。

 

 

 

 

それと凄く嬉しい事があったので、合わせて紹介させてくださいな。

 

 

是非、上の記事を読んで欲しい。

 

会ったこともなければ、顔も存じぬちかすぃさん親子が団地T着てて驚いた。

こっちは受注生産なので、欲しい人は買えるっちゃ買えるんだけど、まさか買ってるとは思わなかった。これでこちらは世の中に3点存在します。

別に利益になるとかそういうのはないけど(正確には300円入る)、気に入って着てくれてる事が凄く嬉しかった。

タイに行ってきた。(10)〈総括〉

10回にも渡ってアップしてしまったタイの話の総括。

 

タイから帰ってきて3週間が経ち、連休を挟んだせいもあり、ようやくタイの熱も冷めてきた。 ここでも散々写真を見返したので結構お腹いっぱいだ。だけどもここで10回に渡ってアップしたのは、それだけタイに魅力があって、色々感じたからだ。

 

 

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タイのポスト。日本でもタイでもポストってなんかいい。 

 

 

正直最初は海外って遠いし、飛行機も自分の中で4時間以内が限度だろうなって勝手に線引してた。実際行くって決めてからも、ネット上のクリックだけで事が進み、特に書類が届くわけでもなく、こんなんで本当海外行けるのかね?なんて不安がずっとつきまとったんだけど、実際行ってみるとなんてことはなく、言葉は違えどあっちの人も同じ人間で、話せないながらも、なんだかんだ向こうの人と色々触れ合えたなって思う。

 

 

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はためく道をかけるトゥクトゥク。 

 

 

 

今回は一人初海外ってのもあって、本当に色々と新鮮だった。誰かに頼る訳でもなく、その地に身を置くと案外開き直れるもので、逆にその環境を楽しめた。

 

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危険だと言われようともやっぱり路地裏が好き。 

 

 

むしろつくづく思うのは、自分はスケジュールを細かく刻んで行動するのは好きではないんだろうなってこと。誰かが敷いてくれた道に沿ってひたすらついていくだけならまた違うのかもしれないけど。不器用なのか気持ちの持ち方一つで、目に飛び込んでくる景色に対する感じ方が本当に違う。それは写真にも言えることで、その自分の気持ちは素直に写真にも現れるなって思う。きっとそれは写真の第一鑑賞者が自分だからなんだろうけど。

 

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親子で何か分け合ってる姿についシャッターを切ってしまった。 

 

タイから帰ってきて必要以上にタイを調べた。行く前には何も知識を入れていかなかったけど、位置関係や、情勢、経済まで帰ってから色々知った。それを予備知識として発つ前から知っていたら、また感じ方は違うのかも知れないんだけど、自分は帰ってからの復習の方が好きだ。それで更に興味を持てばまた行けばいいと思ってる。

 

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タイの電車内にて。光の落ち方にグッときて。 

 

 

微笑みの国って言われる理由が気になって調べてみたけど、子供の頃から親にそういう育て方をされているんだとか。辛い時にこれ以上悪いことは起こらない、もう笑うしかない、笑みを浮かべようって。素敵だよね。

 

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タイではノーヘルが目立った。おそらくそれは交通違反だろう。でもかっこ悪いからかぶらないのだそうだ。そのくせこの少年のヘルメットはカッコよくもなければ安全性もおそらくゼロだ。 でもかわいい。

 

 

 

そういえばマッサージ店を探してる時、いやらしいマッサージのお店に案内された。少しだけ日本語が話せるおばちゃんが、顔だけでいいから見ていってって。しゃーないなーなんて冷やかしがてら店内に入ったんだけど、自分の前に女の子が10数人並んで、どの娘がいい?みたいなシステム。そんなつもりで入ってないから、みんなの顔を見渡した後、ごめんね、そういうのじゃないんだよって言って、指圧のジェスチャーをしながら断ったんだけど、それでも誰も嫌な顔一つしない。むしろみんな笑顔で見送ってくれたし、指圧のオススメの店を教えてくれた。日本だったらムスッとして後味悪いだろうなって思った。

 

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自分が主役と言わんばかりに、道の真中に置かれているホットパンツ。マネキンが光を通して更に主張されてた。 

 

 

 バンコクのあちこちで物乞いを見た。夜中に子どもだけで地べたで寝ている姿や、まだ1歳程度の子どもを連れ歩道で座っている親子。五体不満足な人たち。日本にも浮浪者的な人は多々いるけど、向こうの人はしっかりねだる。昔に比べバンコク自体は都会化したんだろうけど、その分貧困の差が激しくなってるんだろうなって思った。でも後々調べてみるとそれもまたビジネスなんだとか。元締めがいて、お金を集めるために身分の低い人の手足を切り、街に立たせる。それで得たお金を回収するのだそうだ。お金のために手足を切るなんて、そんな行為許されない。それでも時折見せた笑みを思い出すと胸が痛む。

 

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路地猫。日本の猫より警戒心がないような。でもコレを見る限りあるような。 

 

 

 

タイに行ったことによって、他の国の事も色々興味が湧いた。当然ながら日本とタイとでは情勢も思想も違うからだ。なんか今までより意識が外に向いた気がした。そんな気にさせる旅で、本当色んな意味で、行って良かったなって思う。

 

飛行機の時間も自分の中では7時間までは許せる気がした。

別にヨーロッパなどこを撮っても絵になります的な場所に行こうとは思ってないけど、また海外行きたいなって思う。

 

長きに渡り、タイ編に付き合ってくれてありがとうございました。

 

明日からはまた適当に、写真を撮り散らかしてアップするよ。

 

 

 

 

タイに行ってきた。(9)〈最終日 寺院巡り〉

タイの話も飽きてきた頃にようやく最終日。

この日は雨季の中の晴れ日で、周りの建物の雰囲気も含め、また全然違った表情を見せた。行こうか行くまいかと悩んでいた寺院。結局最終日にせっかくだから行くことにした。タイの3大寺院はバンコク中心部からは少し離れているものの、その3つは固まっているので周りやすい。さすがに右も左も分からない俺でも3日も滞在していると、何も物怖じする事もなく、伸び伸びと歩き回った。

 

3大寺院はそれぞれワット・プラケオ、ワット・アルン、ワット・ポーとあって、アユタヤの様に全部似たようなものかと思いきや、それぞれに特色があった。

簡単に説明すると、ワット・ポーは金の涅槃仏が居る所で見どころはそれくらい、ワット・プラケオは王宮で、綺羅びやかな装飾の建造物で一つの町を形成したような場所。ワット・アルンのみ川を挟んで対岸にあり、装飾も落ち着いた美しい建物群だ。

ちなみにいちいち頭についてくるワットというのは宗教施設という意味らしい。

 

 

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ここがワット・プラケオ。塀で囲まれた敷地の中は異世界だ。

 

 

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アユタヤ王朝のそれと比べ、同じ国の文化とは思えないくらいの様変わり。神聖な場所でドレスコードがあり、肩を出した格好では入れない。

 

 

 

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上記3点がワット・ポー。足の裏の模様は宇宙をイメージしているようだ。北枕の所以はここから来ていて、涅槃仏の頭は大抵北を向いているのだとか。

 

 

 

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川を渡って、ワット・アルン。たった3バーツ(日本円で10円程度)で川を渡れる。

 

 

 

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この気品高いアルンの装飾が、個人的には一番好みだった。どうやらアユタヤ時代から存在していたそうだ。

 

 

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ちょっと前まで大規模工事をしていたみたい。(今調べ)

この時は装飾補修程度で、こんな感じで直してた。

 

 

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アルンの階段を登りきった所で出くわした人。

なんか話しかけてきたから少しだけ話した。彫師みたい。

 

 

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観光地にはあまり興味ないといえばないんだけど、やっぱり外せない場所と言われるだけあって、せっかくのタイだし来てよかった。

 

次回はキリよく適当にスナップをアップして終わりにしたいと思う。

 

ではでは。

タイに行ってきた。(8)〈アユタヤ後編〉

アユタヤ遺跡後編。昨日は記録的なのが多かったので、今日は有名どころとちょっと違う角度から撮った写真。

 

 

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写メなのにフォルムがカッコいいと思えちゃうのは外人だからだろうか。

 

 

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アユタヤのあちらこちらで犬が寝ている。

 

 

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そこそこの傾斜の階段を降りる俺と登る者たち。

 

 

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犬って猫に比べ協調性があるように思う。ちなみにこんなに野良が多いのに、それに加え凶暴。敵意を持って吠えられると途端に仲間が集まるんだとか。

 

 

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ワット・プラ・マハタートの木の幹の仏像。これ帰って調べてから知ったんだけど、意図して組み込まれたわけではなく、ミャンマーの王朝に滅ぼされた時もがれた首が、そのまま放置されて幹に取り囲まれたみたいね。自然ってすげー。でもこれらの歴史を築いてきた人間もまたすげー。

 

 

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ストリートファイターサガットの舞台に使われた涅槃仏。タイって涅槃仏が沢山あるんだけど、ここのが一番好きだった。上手く言えないけど、ピカピカしてなくて、むしろいい具合に古び、表情すら汲み取れない姿が逆に神々しく感じる。

 

 

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象の群れに出くわした。象に乗れるとは聞いてたが、集団で歩く象の姿に少しテンションが上った。

 

 

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ワット・プラ・シー・サンペットの手前から。ロケーション的にはここが一番好きだった。なんか清々しい気分になった。

 

 

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こんな可愛い顔して寝てるくせに夜は本当凶暴らしい。

 

 

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たまたま見かけた野生のリスは、遺跡間を移動中。

 

アユタヤは全体的に似てるので、回る箇所によってはすぐ飽きるかも。でもその一つ一つはとても素晴らしいものだった。写真では伝わらないスケール感、機会があれば是非とも体感してほしい。

 

タイに行ってきた。(7)〈アユタヤ前編〉

バンコクから真北に80km。アユタヤ遺跡の話。

 

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タイには結構漠然と遺跡があるとは思ってたんだけど、少し調べてみると数キロの範囲の中で点在している様。ツアーで回るには刻みすぎて自分のペースで時間も取れ無さそうだった。そんな中タイの知人が車で連れて行ってくれるという事になったのであやかった。

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アユタヤに関しては結構好みの場所で、どこを切り取っても雰囲気が素晴らしい。アユタヤ王朝の事は帰国後も今ひとつよく分からないが、要するに王が独占貿易で散々儲け、その莫大な利益で沢山これらの建物を作ったんだけど、今から250年くらい前にミャンマーの王朝に攻め込まれ、ことごとくぶっ壊されたのだそうだ。そのせいか遺跡の仏像は首なしが多く見られた。

 

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ここは遺跡の数が多く、うまく回るためにはみたいな事が頭のどこかにあって、そしてそのわりにはどこも代わり映えがなく、その環境に浸りきれない自分がいた。改めて自分は観光体質じゃないんだなって感じた。

 

明日はアユタヤの有名所+個人的アユタヤ写真でまとめてみようと思う。

タイに行ってきた。(6)〈ツアーその後.後編〉

うだうだし過ぎて、なんだかんだ日が落ちたツアーその後後編。

 

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ホテルの外に出て、たむろしていたトゥクトゥクのおじさんに駅に連れて行ってくれと話しかける。駅名を言っただけだけど。相変わらずエロいチラシを見せてきた。トゥクトゥクで連れてかれるエロい店はろくな事がないって聞いた事があった。そこじゃないよ、おっちゃん。駅だよ駅。そしたら断られた。

 

仕方ない。歩くか。

 

辺りはもう暗くなっていて、そのせいかバンコク特有の車の多さが一層目につくようになった。

 

 

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なんかこの辺は新宿っぽい。歩く度に新宿駅甲州街道付近に似てるなって思った。タイ特有の配色の建物が少なく、建築物も近代的なのだ。ただ時々歩道を野良犬が歩いてたり、バイクも歩道を走ってたり、おかんと幼子が物乞いしてたりで、やっぱりタイなのだと再認識させられる。

 

 

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右を向くとISETANがあり、コナン君が上映されてるんだからなおさら惑わされる。

 

 

 

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遊歩道から見るとこんな感じ。こんなに道路が広くても常に渋滞してる。

 

 

この大きい通りの交差点を左に曲がって少し歩くとチットロムという駅がある。あと400メートルくらいの距離だろうか。それでもトゥクトゥクに乗りたくて再度その辺のおっちゃんに声をかけてみた。基本タイはタクシーが安い。初乗り35バーツ(日本円で100円ちょっと)なんだけど、どうしてもトゥクトゥクに乗りたかった。日本でも度々ある排ガス規制のせいで、今現行のトゥクトゥク以降もう生産出来ないのだ。すぐそこまでなんだから100バーツで乗せてよって言ってみた。本当すぐそこだ。それでも150バーツとか言ってくるからタイクオリティだ。じゃーあっちのおっちゃんに頼むからいいよって言ったら乗せてくれた。

 

 

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タイのトゥクトゥクは、車体が小さい分小回りがきく。そのせいだろうか。我先にと言わんばかりに爆走する。スーパーマリオでスターを取ったような気分になる。この旅を通して何度か乗ったけど好きだなって思った。

 

ただこのおっちゃん、勢いが余ったのか俺の盛り上がりを汲み取ったのか行きたい駅を軽く通り越した。結局400メートルくらい歩いて戻った。ばかやろう。

 

 

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今夜の目的地はここだ。知る人ぞ知るタイの夜遊びスポットだ。合法なのか非合法なのかよく分からないけど、タイ特有の女遊びが出来る場所の一つ。ディープスポット好きとしては、この地は訪れない訳にはいかないって思ってた。これらも変わりゆく時代の流れでそのうち消える文化だと思う。

 

 

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とにかくネオンが派手。所々で日本語が見られるのは昔から日本人がここで金煮物を言わせて遊んでいるからだ。こういう場所を国が黙認しているのは、大事な観光収入となっているからという話もある。歩いているとかわいいねーちゃん、工事済みねーちゃんから声をかけられる。

 

 

 

一通り色街の空気に触れ、ホテルに戻ってみたらケーキが置いてあった。

ちょくちょく補充やらなんやらで、ルームサービスが来てたのはこのサプライズのため、不在の確認をしてたんだなって納得した。 

 

 

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そう、先月誕生日だったのである。ケーキの横には、手紙が添えてあり、安っぽい定型文ではなく、わりと丁寧なメッセージが書かれていた。夜な夜な一人でろうそくに火を付け、写真を撮ってひと思いにろうそくの火を消した。

 

部屋の中は真っ暗になった。

 

 

ツアーその後編終わり

タイに行ってきた。(5)〈ツアーその後前編〉

フォトブログらしからぬ、読み物系と化してるタイ編5話目。

 

 

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ダムヌンサドゥアック付近にいたノラ達。タイはあちこちで野良犬を見る。

 

話は少し前後するが、今回ツアーに参加したのは俺を含め8人。

それとニーさんというサングラスが似合うガイドのおばちゃんと運転手。

 

・女子大生3人組

・カップル2組

・俺ひとり

 

そんな構成でワゴンで回った。

よく異国の地で日本人集団の中に身を置くと安堵を覚えるみたいな事を聞くけど、別にそんな事はなかった。カップル2組がもの凄く静かだった。

 

勝手な期待で老夫婦とか参加してたら一緒に行動したいなーなんて思ってたけど、それは叶わなかった。

ツアーの帰り道、ほどほどに打ち解けた女子大生3人組が車の中で気分良く歌ってた。日本だったらうるせーよ位に思ってたかもしれないけど、外を眺めながら聞いていたその噪音もどこか心地よかった。

 

 

各場所で参加者を下ろす。俺のホテルが一番最後だった。

何故かニーさんもそこで降りた。お前も降りるんかい!ってツッコみたくなったが、迎えの時の順番と違って、俺が一番最後に回された理由はそれかなんて勝手に納得し、両手でアツイ握手を交わしお礼を伝えホテル前で別れた。

 

ホテルの前の通りで待機していた怪しいトゥクトゥクのおっちゃんに、いやらしいチラシを見せられながら、なんとなくニーさんの後ろ姿を見送った。ニーさんは一度も振り返らず喧騒の中へ消えていった。

 

 

さてさて、一人になった。

 

この程よい寂しさこそが、ひとり旅の醍醐味だ。そして昼過ぎだというのにノープランだ。とりあえずホテルに戻って一人だと十分過ぎるほど大きなベッド(キングサイズ)にダイブした。

 

 

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野生のバナナらしい。

 

少しうだうだしてると、部屋のドアからノックが聞こえた。

ホテルのねーちゃんだった。お菓子の補充をしに来たようだ。成立していないコミュニケーションを図りながら笑顔で見送った。

 

 

落ち着かないくらい広い部屋で、どうしようかなーなんてタバコを吸いながら考えてたんだけど、せっかくだからホテルのプールに行ってみようと思った。そう、せっかくの海外だからって事でちょっとランクの高いホテルに泊まっていたのだ。

 

 

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とは言っても、タイのプールはある程度のランクになるとついているみたい。本当はもっとラグジュアリーをうたってる所を予約しようと思ったんだけど、タバコが吸えないらしいのでこっちにした。それでもプールの他にジムやサウナも完備されてて、接客の質や高級感もあり、それなりには充実してると思う。

 

 

 

 

プールサイドの良さげな席を見つけ、ウエイターにメニューをもらった。

英語とタイ語がびっしり書かれた高級感あるそのメニュー表は、安っぽい写真やイラストもなく、何が書いてあるのかさっぱり分からなかった。ウエイターはちょくちょくこちらの様子を伺いに来る。それくらい読むのに苦労してた。だけどそこで焦ったら負けだ。その都度スマイルで追い返した。

 

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ようやく頼んだメニューはこちら。沢山書かれた異国語の中からようやく見つけた「BEEF」の文字。ビーフバーガーだ。ビーフ側と野菜側の2つに分かれてて、自分で好きなだけケチャップをかけて挟んで喰うタイプのやつ。うん。プールサイドっぽくてよいよ。写真は背景と料理どっちを優先しようかと思ったけど、プールなので背景を優先した。なので分かりづらいけど、厚み的にもうまく口に入り切らないそれを無理くり頬張りながら、その後どうするかを考えた。

 

 

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ホテルエントランス

 

部屋に戻り、出かける支度をしていたら再びドアがノックされた。新しいタオル類を持ってきてくれたみたいだ。実は今回の旅で、出会った人に渡そうと思って成田で「白い恋人(地元北海道の銘菓)」を買っていて、毎朝チップと共に白い恋人を置いてたんだけど、呼び止めて一つ上げた。伝わらないコミュニケーションで。

 

しかし随分小出しにルームサービスが来るな、なんて思っていたんだけど、その理由はこの後分かることになる。

 

続く

 

 

《おまけ》

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前回の記事でこしあんさんから、少女から買ったキャップが気になって眠れないとの書き込みがあった。それはまずいと思ったので急きょ撮りました。少女作:「キャップ」

※ちなみにこのキャップ、穴の経が広く、かつ浅いためにキャップとしての機能は全くもって果たしていない。

 

こしあん様、どうぞ寝られますように。