日々撮り散らかし。

日々撮り散らかし、日々更新し散らかします。使用カメラはPENTAX K-1。写真は雑食、スナップ・風景・ポートレート等まさに撮り散らかし。

道東、屈斜路湖。

地元北見を含む道東(北海道東側をそう呼ぶ)にはたくさんの見所があると思う。

主要の街でいうと、北見・網走・釧路・根室・帯広あたりが道東で、有名所でいうと知床がそれにあたる。

 

もちろん人にもよるけれど、ここで育った俺は車で数百キロ運転するくらいはなんて事もなく、そのスキルは上京後の出先でも役立っている。

 

北見にいた頃は片道100kmを超える場所にある温泉に、多い日で週3で通ったほどだ。

温泉が好きってのもあるけど、それ以前にドライブというのは盛り上がるにも、深い話をするにも同乗者との距離が縮まり話が弾むもので、その距離感もちょうど良かった。

 

それでその肝心の温泉なんだけど、自然に湧き出たお湯を石で固めただけという天然100%で24時間いつでも入れて無料かつ混浴だ。

 

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FA31mm F1.8 Limited  S1/800  F2

 

さらにはロケーションも素晴らしく、岩のすぐ向こうに屈斜路湖が見える。

冬になると湖面が凍り、白鳥まで飛んでくる。道東で育った人間はここのお世話になって人も相当数いるのではないだろうか。

 

 

 

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FA31mm F1.8 Limited  S1/800  F2

 

この日行った時もちょうど3日前から白鳥が来ていると、一緒に風呂に入っていたおじさんが教えてくれた。全く面識のない人たちと同じお風呂に浸かりながら世間話をするというのもここの温泉の醍醐味だ。

 

 

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FA31mm F1.8 Limited  S1/800  F2

 

 

 

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FA31mm F1.8 Limited  S1/160  F1.8

 

 

 

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FA31mm F1.8 Limited  S1/100  F2.8

 

この辺りはもう紅葉が始まっていて、少しエモーショナルな雰囲気も味わえたりする。

 

今回の帰省は思ってたより写真も撮ったので、これからしばらくは北海道の話になりそうだ。

美幌峠とFA31mm F1.8 Limited。

今回の帰省は風景も撮るだろうと思い、常用使いのFA43ミリではなく、少し広めの31mmを持って帰った。

 

10月20日。台風が静岡に上陸しようとしていた頃だろうか。

帰省したこともあってうまく逃れ、寒空の曇天ではあるものの少し弟子屈方面に回ってみた。今日の写真はその時の美幌峠と屈斜路湖より。

 

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FA31mm F1.8 Limited  S1/2000  F1.8

 

 

 

 

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FA31mm F1.8 Limited  S1/6400  F1.8

 

 

 

 

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FA31mm F1.8 Limited  S1/1000  F2.8

 

 

 

 

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FA31mm F1.8 Limited  S1/800  F2.2

 

変わる街、変わらない街。

週末の連休、久しぶりに地元北見で過ごした。

去年の春グリュック王国に行ったため、北見には立ち寄ったものの、ちゃんと帰るのは3年ぶり。

 

北海道の東側にある北見は、特に観光地があるわけでもなく人に説明してもピンと来る人はあまりいなかったんだけど、去年カーリングでちょっと賑わいを見せて、流行語「そだねー」で大賞を獲得し、多少知名度が上がった街だ。

 

 

 

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一昔前、北見には夜景の見える通称「山」と呼ばれるスポットがあって、車の免許を取ると誰もがそこに訪れた。街の規模が規模なのでそこまで迫力はないものの、田舎町に住む者にとっては色んな意味で集いの場所だった。

 

 

 

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空港から車を借りて、10年以上ぶりにその景色を見ようと車を走らせてみたんだけど、その場所あたりにいつの間にか高速道路が出来ていて、全然知らない道になっていて驚いた。というか迷った。

 

 

 以前の帰省が上記のフォトブックを撮りに帰った時で、ちょうど三年前になるんだけど、この時、変わらないなーなんて想いを馳せて撮り歩いた場所も、ところどころすでに存在していなくて、寂しい気持ちと、撮っておいてよかったという写真の大切さを噛み締めた。

 

 

 

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それでも窓を開けた時に感じるスッキリとした風、街の匂い、遠くに見える景色、友人なんかは全然変わっていなくて、やっぱり帰ってこれる場所があるっていいなって思った。

純喫茶と喫煙。

三軒茶屋にある、いわゆる純喫茶のセブンという喫茶店

家からほどよく近いので、三軒茶屋で時間がある時に時々立ち寄るお店。

店内もほどよくクラシカルで居心地がいい。

 

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そういえば今年に入って長年吸っていたタバコをアイコスに変えた。

アイコスは匂いがしないとは言わないし、なんならアイコスの匂いのほうが嫌みたいな人もいるけれど、アイコスを吸い始めてから紙タバコの服に着く匂いが気になるようになった。タールが入ってないせいか、アイコスにはそれくらいの利点はある。

 

 

 

 

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そうは言っても喫煙者はやっぱり吸わない人には煙たがられる存在なので、こういった純喫茶は貴重だ。だけど年々喫煙者の肩身は狭くなる一方である。

 

 

 

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さらには来年の東京オリンピックに向けて喫煙できる場所は大きく減るだろう。

喫煙は健康を害するリスクがとよく言われるが、今の日本を作り上げた、高度成長期を支えた世代はみんなタバコを吸っていて、その人達が今高齢化の軸となっていると考えたら、かなり長生きしているんじゃないかとも思う。

 

 

 

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まぁ、そのあたりは色々な考え方があるので、なるようになった世の中に身を任せるしかないんだけども、こういった純喫茶の需要が減ってくるのはちょっと寂しい。

 

 

 

 

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ところでみんな台風の影響は大丈夫だっただろうか?

俺の方はというと、たまたま帰省をする予定だったこともあり、この連休は北海道で過ごした。地方に親を残した身としては、年に一回帰省したとしてもあと何回親に会えるのかとか考えたりする。

 

 

 

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うちのオトンも、もう70歳を超えた。

以前の様な威厳もなく、帰る度に多くシワを刻んではいるが、それでもまだまだ元気そうで安心した。そんなオトンも喫煙者だ。

 

 

 

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夜になった帰り際、タバコを加えながら車のところまで見送ってくれたオトンの姿は、車が進む度に暗闇に消えていったが、タバコの火だけがバックミラーにしばらく写っていて、居場所を知らせてくれた。

 

 

これからはもう少し時間を作って帰る機会を増やしたいな、なんて思った。

 

 

 

 

団地に想いを寄せて。

世田谷区の一角にまた一つの役割を終えた団地があった。

前回の団地同様、この団地も取り壊しが決まっているらしく、すでに住人はいない。

ただの廃墟としてじゃなく、その部屋の数だけ生まれたであろうドラマを想像するとなんだか儚くもあり、どこか勇ましい。

 

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今回は一部だけをアップ。

また改めてアップしたいと思う。

 

 

PS.でっかい台風が近づいているようなのでみなさん気をつけて。

野営。

アメトークでキャンプ芸人やっていたらしいね。

 

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見てなかったんだけど、友達とバイクで川に行って野営してきた。

大きな石が転がる川辺にテントを張ってのんびりと。

写真は数枚しか撮ってなかったんだけどね。

 

 

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釣りに来てたおっちゃんが、鮎をくれたからそれも焼いてみたり。

 

 

 

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もともと人も居ない場所だったけど、日が落ちると更に誰も居なくなりキャンプサイトとはまたぜんぜん違う雰囲気を味わえた。

 

ツーリングキャンプは初だったんだけど、すべての道具がバイクに乗ったのには感動した。そのくせ写真撮り忘れたけど。

 

別に流行りに乗った訳でもないんだけど、自分の中でも完全にキャンプブームが来ています。

 

路上の超熟。

パンよりは断然ご飯派の俺だけど、パンの中では超熟が好きだ。

トーストした時の表面のカリッと感と、中のしっとりもちもち感のバランスがいい。

 

先日歩いていると駐車場の隅に置き去りにされている超熟を見つけた。

別に拾って食べようと思ったわけではないんだけど近づいてよく見てみると、中にはいっていたのはゴミだ。

 

しっかり角を作り、立方体として成立しているそのゴミをみて少し感心した。

だけどポイ捨てはダメだ。もうポイって感じでもないけども。

 

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残り2枚の写真はおまけの路上スナップ。

 

偶然のバランス。

 

 

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ふとした時に絶妙なバランスで置かれた人工物を発見することがある。

おそらく意図されていないそれは、次出会った時にそのバランスを保っているかも分からなければ、そのもの自体も存在しているかも定かではない。
まさしくそれはその瞬間を切り取るという写真の趣向にぴったりだ。
 
自分はそこにあるものを動かしてまで絵作りしようとは思わない。
その「偶然のバランス」を見つけ、なんかいいと思うのだ。

 

台風一過。

起きて会社に向かっている時はまだ雨が降っていたんだけど、一時間もしたら青空が広がった。

ビルの隙間に見える、雲の流れの速さにドラマチックだななんて思った今日この頃。

 

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明日バイクでツーリングしてこようと思う。

キャニオニングのこと。

キャニオニング行こうぜって言われて、現地に着くまで何も調べずに行く人もあんまりいないと思うんだけど、そのあんまりの中の一人が俺です。

 

とはいえ写真は1枚もありません。

なぜならキャニオニングという行為は、荷物の持ち込みが不可能。

 

よく分からず現地について、初めてのウエットスーツに着替え、山の中を歩き出す。

道中では幾度も川をまたぎ、その都度靴に水が入る。

 

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ウエットスーツって何のために着るのか知らなかったけど、あれは水の侵入を防ぐとかそういうものではなく、体の保護なんだね。10月にしては暑いとか言われている今日このごろだけど、ここは群馬の山の中。うすうす気づきつつも、冷たいのなんの。なぜこの夏が終わった頃にこんな誘いがあったのか。バカかと思った。

 

 

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で、キャニオニングとはてっきりボートに乗って場合によっては水しぶきを食らうくらいの自然の川遊びくらいに思ってたんだけど、山を登り、体一貫川に飛び込み、流されるというアトラクションスポーツのようで、好き勝手に自然に身を任せ弄ばれた。

 

 

 

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まぁなんだかんだ楽しかったんだけど、やっぱり水遊びは夏にするべきだ。

ぜひ興味がある人は「今」こそやって、同じ気持ちを味わってほしい。

 

写真はその時泊まったコテージより。

フルカラー コスモス。

先日キャニオニングの帰りにコスモス畑に立ち寄った。

カメラを持って花の密集地に行くのは実に久しぶりだったんだけど、行ってみるとテンション上がるね。

 

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花を撮る際、電柱は敬遠されがちだけど、日々撮り流で言えば電柱が効いていると思っている。

 

 

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地についてなお。

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週末群馬の山でキャニオニングっていうのをやってきた。

 

こんなちっとも水が恋しくもない時期に、何を好き好んで冷たい水に入り流されなければならないのか。なんていう風には思ったんだけどつい行くって言った手前、渋々ついていった。

 

まぁ結果楽しかったんだけど、そういう感想はさておき、群馬の山は木が横に向かって生えている箇所が多々あって、それって雪の重みによるものなんだという。

 

本来上に向かって生えるべきものが、横に向かってでも成長を続ける。

そんな強さが植物にはある。

 

この写真はその群馬に向かうために早起きして、眠い目をこすって駅に向かう途中撮った一枚。

 

駆け足で駅に向かう朝の時間のない中で、気になって撮るか撮らぬか迷いながら、それでも撮ったのは、おそらくこの角度で刺す光は普段では見られないと思ったからだ。

 

あと一分でも余裕があれば、もう少し光を背負って撮りたかった。

写真はその時のテンションが大事だ。

実は9月2度目の三連休の時、珍しく3日とも写真を撮りに行った。

写真を撮りに行くというというのは6月ぶりだったのでなんだか久しぶりで、初日はカメラ繋がりの人たちと、初めて「昭和記念公園」という所にいった。

自分の周りで写真を趣味にしている人は、よく撮りに行っているイメージがあって、どんなところかとちょっと期待していた部分もあったんだけど、実際に行ってみると自分の好みではなかった。

かつ、使用カメラがチェキだったので今この場でアップ出来るようなものも特にない。

 

 

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二日目は砂町銀座商店街。今日の写真はそこで撮ってたものなんだけど、振り返ってみるとそんなに写真を撮ってない。理由は人がそれなりに多かったということと、そんなに撮りたいと思うものがなかったからだ。結局カメラってこれがいいって思って撮らないと大したものも写ってなくて、その撮りたいっていうテンションが写真の方向を決めると思う。

 

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そう考えると撮りに行くぞって思って出向いても、撮りたいにつながるとは限らなくて、いかに心をニュートラルにしてその場に気持ちを傾けるかが重要に思う。

後は一緒にいる相手も重要だ。一人なら自分のペースで撮れるけど、複数人いた場合は歩幅や興味の共有が重要になってくる。

 

 

 

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結果3日とも撮りに出たわりに、凄く気持ちが乗ったのは3日目だけだった。

でも1日でも気持ちが乗ったのはまぁ収穫ともいえる。

 

ちなみに最終日行った所は団地だった。