北海道は帯広の地に、ドイツをモチーフとしたテーマパーク、グリュック王国がある。
北海道の東の地最大のテーマパークであり、小学校の頃、夏休みが終わるとここのお土産なんかを貰ったりした。自分の家は自営業だったこともあってか、そういう場所に無縁であり、もらったお土産を眺めてはグリュック王国とはどんなところなんだろうと想像したものだ。
そんなグリュック王国も2000年を待たずとして閉園。
結局のところ一度も行くことが叶わず、静かに幕を閉じていた。
今回は日々撮り散らかし史上最も険しき廃墟、グリュック王国へ行ってきた。
実は今回北海道へ行った最大の理由がここだ。
まずここはとにかく規模がデカイ。
そしてかなり本格的な建造物で、ドイツを模範とした再現性も結構なものだったと思う。
それは北海道特有の広大な畑の向こうに建っていた。
周りには多くの木が茂り、ここからだと全貌がはっきり分からない。
という事で早速回り込む。
辺り一面は不気味なほど植物に覆われていて、それが一層不気味さを演出させる。
時期はGWということもあってか、ここの静けさは一層際立っていた。
当時を知らないけれど、当時賑わってたという面影を微塵とも感じさせない。
ドイツの街にみられるマルクト広場を再現した町並みもこの通り。
この石造りの建物はどこもしっかりと鎖され、中が気になるも入り方が分からない。
と思ったらここにあった。
この椅子を使ってお入りくださいと言わんばかりに。
続く。