自分はキッチン雑貨が好きで、とはいえそんなPOPなワードでくくりたくないような
職人の手によって作り上げられ、かつ実用性のあるものに心惹かれる。
グローバル化が進み、いろいろなものが多様化し、ものが溢れている現代だからこそ、伝統や匠な技術によって作り出されたものを大切にしたいと思う。
その中で外せないのが「鉄」で、日本には南部鉄器という伝統工芸品がある。
今日の写真は、岩手の明治35年から伝統を守り続けている岩鋳の工場で撮ったもの。
職人は道具を大事にするイメージがあるけど、ここでみた道具には魂が宿っているように感じた。
見学させてもらった時は鉄瓶を作っていた。
高温で鉄を溶かし、型に流し込む。
俗に言う「鋳物(いもの)」
一つ一つ手作業で行う職人の手の汚れは勲章だ。
鉄瓶を使うような生活環境にないので鉄瓶は持ち合わせてはいないけど、
こういう職人の伝統と技術は絶えず続いてほしいと思う。