コロナ禍の影響からか、それとも自分がアンテナをはっていないだけなのか、ここ最近カメラ業界に元気がない気がして、一時期に比べ新製品も発表されていない(気がする)。
そんな中今月23日にPENTAXから「K-3 Mark Ⅲ」が発売。
フルサイズ機を常用している身としては今更APS-C機を使おうとは思わないんだけど、PENTAX愛用者としてはどんなものか興味はあって、ネットで情報を読み漁っていた。
そこで、とある写真家の記事が出てきたのでちょっと引用してみる。
「私が一眼レフ“も”使う理由」
最新技術が投入され、さまざまな撮影上の不可能を可能にしてきたミラーレスカメラ。その一方、かつての雄、一眼レフカメラはその進化を止めたかのように製品の投入が見られません。
そんな中、登場した久しぶりの一眼レフカメラが、PENTAX K-3 Mark III(以下K-3 Mark III)です。
この連載では、K-3 Mark IIIを愛用する写真家に話をうかがい、この時代にあえて一眼レフカメラで撮影する意義・重要性を聞き出します。
メーカーから先に先行して渡されたとかなんだろうけど、まだ発売もされてないカメラを愛用している部分にちょっと引っかかりはあったものの、それよりもいつの間にか一眼レフは進化を止め、「この時代にあえて」という扱いを受けていることに衝撃を受けた。
確かに俺も先日バリアングルの便利さを書いたばっかりだし、ミラーレスだとファインダー内で露出もボケ具合もわかるし、ミラーがない分ショックもないし、その中で一眼レフの良さを語るつもりも今更ないんだけど、「撮った後でしか結果がわからないその想像が楽しい」的なことが書いてあって、そんなことを言われると、なんか無理していいところを並べられているような気がして悲しい。
さらに気になったので価格ドットコムにて、カメラランキングを見てみると上位10機は全てミラーレスで埋め尽くされ、20位まで広げてようやく2機一眼レフが入っている程度。
そもそもハード的な部分にはあまり興味を持っていなかったけど、一眼レフってそんなにもオワコンだったのか。
思い返せばカメラって一種のブームだった気もする。いっときは各メーカーで半年に一度は何かしら発表していたもんなぁ。その感覚があるから最近少ない新機種情報に物足りなさを感じ元気がないと思うのかも。
さて、そんな中今更ながら一眼レフ機を打ち出してきたPENTAXだけど、フルサイズが主流になる中、出るぞ出るぞと何年も待たせ続けたり、元々PENTAXってそんなメーカーだし、時代にこびていない職人気質なところが好きだ。
でもこうなってくると我が使用機K-1の後継機なんて出ないのかもしれないなぁ。
今カメラが壊れたとしたら、APS-C機に戻ろうという気はないし、もう発表されて何年も経つK-1 Ⅱを買い直すというのもなんかなぁとも思うし、なんとかフルサイズ機の開発も進めて欲しいなと思う今日このごろ。