昨日の続き、山北町裏編。
何が裏かって、表通りの商店街から奥の細道に入っていった時の写真。
アムロさんとの撮影記も今日で最後。
自分もアムロさんも魅惑の路地が好きだ。
普通の人ならなんでこんな所行きたがるの?っていう場所へぐんぐん進む。
今回の旅で1番フィルムを切ったのも、この路地だったと思おう。
路地というのは先が見えないほどにその先が気になるものだ。
あちらこちらに梅が落ちていた。フィルムで撮るローアングルは、なかなか骨が折れる。それを見守っていたアムロさんもきっとそう思っていたに違いない。
なんとなく撮った古民家側面。
おそらく塗りたてのトタン屋根。壁も床もペンキが垂れてベタベタだった。
その麓には塗り終えて放置されたペンキ用具一式。
広く何もない敷地中央に置かれた三角表示板。
一体何を示したかったのだろうか。
うっそうと茂る緑の中にポツンと置かれたドラム缶に哀愁を感じた。
これはまた別のドラム缶。ドラム缶の本数は田舎度と比例する。
道は整備されるも、路地は続いている。
道側面に現れたお風呂場の窓。
撮ったら変質者な気もしたが、当たり障りのない程度に斜めから。
なぜならお風呂場の内装というのは、その当時の流行りが露骨に出るから、被写体としては凄く好みだ。
なんか木漏れ日が印象的だった途端の壁。
見下ろすと置いてあった自転車のカラーリングに年代を感じる。
途中犬に吠えられた。見知らぬ男がこんな路地を歩いていたからか。だけどちょっとかまってほしそうだった。
目線の高さにあったトタン屋根。
屋根の作りが印象的な建物。
錆フェチとしては見逃せなかったトタンと錆と影。
トータルで結構な距離を歩いたと思う。
それでもまだ時間があったので、線路を挟んだ山北町の逆裏も行ってみた。
山北町の逆裏は線路向こうなので、歩道橋で線路をまたいだ。
その時に緑の中に映える赤だったので何となく撮った。
緑に包み込まれ、そのうち同化しそうな建物が見えた。
二刀流で犬の散歩をしているおじさんを撮るもやや遠く。
土いじりをしていたカブおじさんをノールックで撮影。
両手にバケツを持ったおじさんもいい被写体だ。
最近見かけない横断の旗。
そういえばなんで見なくなったんだろう。事故が減ったわけではないだろうに。
こんな感じで歩いた距離は計12km(マイiPhone調べ)。
程よい疲れに心地よさを感じながら、まったりとトークしながら帰路につく。
最後に家まで送ってくれたアムロさんに、我が家に上がってもらい、オリジナルのMAE BLENDとペペロンチーノを食してもらった。
それなりに喜んでくれていたので嬉しかった。
そしてお土産に茨城の「イバラキング」というメロンを頂いた。
ネーミング的にちょっとしたネタかと思いきや、程よい甘さと香りがこれぞ美味しいメロンと舌鼓させる赤肉メロンだった。
このはてなブログを始めてから知り合い、互いに刺激し合いながらいつの間にか距離が縮んでいったアムロさん。初めて存在を知った時は良い写真を撮る人だなー。なんて思っていたけど、こんなにも親しくなるなんてその頃は思っていなかった。
写真という趣味がこうじてつながるご縁。こんなに幸せなことはない。
色々撮って回ったが、最後にセルフタイマーで撮った二人の記念写真こそが、いい思い出であり自分に撮って良い写真だ。
おわり