トーチカというものをご存知だろうか。
名前はロシア語が語源のコンクリート製軍事施設だそうだ。
この場所は、北海道の大樹町。
敗戦が色濃くなりだした昭和19年、アメリカ軍の進攻を危惧し、防御線として海岸沿いに建てたものっぽい。どういう使われ方をしていたかは不明だけど海岸沿いにこのトーチカが点在している。
北海道に住んでいる時、全道を車で走り制覇した気になっていたけど、その頃こんなものが存在していたなんて全然知らなかった。
そういう想いもあり、いつか北海道に行った時は立ち寄ろうって思ってた。
北海道滞在最終日ということ、ここから空港が200km以上離れていたためあまり長い時間滞在出来なかったのが心残りではあるけれど、寄れてよかった。
実際に使われたのかどうかは分からない。
だけど人知れずひっそりと残っているこの佇まいに、どこか想い寄せられるものがあった。