日々撮り散らかし。

日々撮り散らかし、日々更新し散らかします。使用カメラはPENTAX K-1。写真は雑食、スナップ・風景・ポートレート等まさに撮り散らかし。

夜の駐輪場。

 

生まれも育ちも北海道の自分が上京したのは愛知万博が行われていた年。

時期的にもちょうど今くらい(正確には9月始め)で、もろに台風直撃のさなかだった。北海道出身なので東京の夏の暑さは辛いと思われがちだけど、特に違和感もなく溶け込めたと思っている。辛かった記憶も別にないし、今年の暑さの中でも普通に歩き回って写真撮ってたりするし。

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今日の写真は夜に撮った我が街の駐輪場の写真。

過去にPENTAXのK-5で撮った写真で、データの整理をしていたら出てきたもの。

 

もう結構前に撮ったんだけど当時の心境が蘇ってきた。

一見、夜の暗がりの中で赤く灯る光がキレイだと思って撮った様に見えるけど、実際は重なり合うように自転車を止めないと置けない都会に、窮屈さと面白さを感じ撮った様な気がする。北海道の田舎には有り余る土地があり、自転車を止めるスペースなどいくらでもあったからだ。気候どうこうよりもそういった部分に違和感と新鮮さを感じていた事を思い出した。

そろそろ上京して丸13年が経つ。この写真を見ながらそんな事を思い出していたら、当時の記憶も蘇ってきた。今思うとあの頃は駅周辺に乗り捨てた様な自転車もごちゃっと止まっていて、それからしばらくして放置自転車撤去運動みたいなのが活発に起こり、今では駅前にそういう自転車自体を見かけない。さらに駅前にあった大きなマンションは取り壊され、商業施設が建ち、ロータリーまで出来た。電鉄による駅前開発で周辺の表情はガラッと変わった。13年という年月は決して短いものではないと思うけど、我が街はただの住宅街なのに大きく変わったもんだ。北海道の地元はたまに帰ってもそんなに変化はないけどね。

小綺麗になるのはいいことの様な、それでいてどことなく寂しくも思う。