覚えている人はいるだろうか。
去年の秋に書いたブログで団地が壊されるまでを追った内容を。
取り壊されたのは去年のちょうど今頃で、団地の桜が満開だった。
この団地、職場の近くということもあってその後もちょくちょく見に行ってるんだけど、柵に囲まれててなんとなく中の様子こそ見えるものの、写真に撮れるほどいい環境ではない。
要するにこういう状態。
柵の裏に桜の木があるのは分かるだろうか。一枚目の写真に写っているアレだ。
実はここ、トラックが出入りする時のみ開閉し、その開閉と誘導している現場のおっちゃんがたまに持ち場を離れることがあり、その時のみシャッターチャンスだったりする。
これがそのシャッターチャンスの状態。個人的に結構思い入れもある場所だし、桜が満開になった時、この桜の木の写真を撮ろうなんて、この一年間ずっと思っていたんだ。
そして一年が経ち、目を疑った。
桜の木が移動していたんだ。
隅の仮設事務所的なものの裏に…
ちゃんと咲いているのを確認しつつも、遠く離れた桜の木をみて世の中の厳しさをしった。そんな春。