日々撮り散らかし。

日々撮り散らかし、日々更新し散らかします。使用カメラはPENTAX K-1。写真は雑食、スナップ・風景・ポートレート等まさに撮り散らかし。

PENTAX K1 ×フィルム現像実験。

実は先週末フィルムカメラで撮影して未だ現像に出してない自分。

 

 

先日、いつも拝見させてもらっているブログ、アムロさんの記事を読んで

よし俺もここで出してみようなんて思ったんだけど、出し方がよく分からなかった。

 

まずフィルムを封筒というという所で引っかかった。

長細い茶封筒的なものにフィルムを入れて送れば届くのだろうかとか。

そして補正の問題。いつも自分は現像に出す時、フィルムの特性を見たくて補正なしで出すんだけど、みんなどうしているのだろう?とか。

あと最後にデータ解像度問題。

どの位のサイズでお願いするのがベストなのかとか。

 

いつも現像に使ってる所では、2L判相当という感じのにしてて、

それなりの大きさになるようお願いしてる。

 

その時のピクセルサイズ長辺が3089。まぁこのくらいあれば全然いいんだけど、プリネットワンの何百万画素数という単位にピンと来なかった。。。

 

そしてフィルムという遊びは現像に出す度にそれなりのお金もかかるわけで、そういうとこからもプリネットワンという低価格が気になる理由でもある。

自分の場合は、ブローニーも現像できて、ノイズ感が少ないデータ化を安心してそれなりの解像度でお願いできる場所を探したいというのもある。

 

それでだ、ちょっと自分でフィルムをデータ化してみようという実験を試みた。

 

 

まず必要なのはフィルムを照らす光量とそれを取り込むもの。

要するにライトボックスマクロレンズ

ライトボックスでフィルムを照らし、それをマクロ撮影。それを現像時補正してPhotoshopで階調の反転。 デジタルスキャンの理屈もそういう事らしいのだ。

 

 

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それが成功するとネガの現像だけで済む。

どのみちフィルムでも現像時デジタル補正されるのだから、それならそれらも自分でやってしまえば、色の好みもデータサイズも思いのままだ。

現にフルサイズ機のPENTAX K1でフィルムを撮影し余分な部分をカットした長辺ピクセルサイズは5085ピクセル。印刷用解像度に換算してもA2一面でそのまま使えるし、拡大しても耐えられるのでB全での使用も容易だろう。

 

そして家庭用スキャナというのはそれなりに高額な割に精度は高くなく、大した解像度も得られず、仕上がりも眠いんだとか。それも今回トライしてみようと思えたきっかけ。

 

まず普通に撮影したものがこちら。

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これを反転してみるとこうなる。

とても寒い絵だ。反転するくらいだから補色に置き換わるのだろう。

現に暖色チックな部分が青系になってるし。ちなみに明るい部分が暗く、暗い部分が明るくなる。

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やり直し。

 

 

それらを加味し、反転後を想像しながらライトルームにて現像補正。

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反転してみる。

うん。随分近づいた。

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だけどだ。

 

 

なんとか見れる色にはなったものの、こういう効果を狙うならいいけど、

色としては明らかに不自然だ。

それらを考えながらライトルームとフォトショップを行ったり来たりして追い込んで、ようやく理想の形に近づいたとしても、35mmで36枚に対してそんな事やってられるだろうか。俺には絶対ムリだ。一度作ったものをプリセットで全てに反映したとしてもおそらく露出等撮影時の環境で相当バラつくだろう。

 

 

ちなみにこちらプリントショップでデータ化されたもの。

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要するにこんなクソめんどくさい手間ひまをかける位なら、ちゃちゃっとお金を払ってデータ化してもらった方が、今後のプリントショップ存続の為にも、自分の有意義な時間のためにもいいんだろうなっていうのが今回の実験の結果となった。

 

こういった何の成果も出ず、誰の為にもならないのが当サイトの色だ。。。

興味をもった方は、トライして追い込んでみてほしい。

 

◎フィルム撮影時に使用したカメラはPENTAX MX。