一度落ちてやるせなくなっていたものの、一晩経ち気を取り直して、泊まったゲストハウスの事。
そもそもゲストハウスって泊まったことある人どのくらいいるのだろう?
俺は正直ゲストハウスって興味なかったし、旅先の宿泊施設なんて疲れをとって寝る所なので、プライベートが確立してるに越したことは無いわけで。
そんな中、ゲストハウスに泊まろうって思った理由は一つ。急に思い立った旅だったせいか、宿が全く無かったからだ。伊勢せっかくいいところなのに宿足りてませんよ。
調べてみたら、築100年以上の古民家を改装しているそうで、なんかそれはそれで面白そうって気になってきた。撮影オッケーなら、良い写真撮れるかもだしね。って気分で。
そしてチェックインへ。
やっぱり普通のホテルとは違って、部屋の案内をされてお好きにどうぞって訳にもいかず、ドミトリーというみんなが寝る場所の説明と、各共有部分の説明を。なんか覚えることが多そうなので大抵聞き流した。キッチンも各自自由に自炊していいって事だったけど、一泊しかしないので使う予定もないし。そのおかげで前回書いたまんぷく食堂に出会う。
そして共有リビング。まず思ったのは、大抵の宿泊客はゲストハウス慣れしてるってこと。みんなが各々、共有リビングの使い方を熟知している。なんなら私慣れてますのでっていうオーラも出てて、さらに各国から集まっているこの空間は初体験からしたら超アウェイだと思う。そんな場所、全く共有出来る気がしない。申し訳程度に同じ空気を吸うくらいだ。
でも自分の居場所はここにしかないので、隣のよく話しかけてくれるこの人と会話してみる。ってここのオーナーだった。若いのにすげーな。いがいと意気投合して、周りの人引き込んで結構盛り上がった。結構写真の好きな人で、なかなか素敵な写真集とか一緒にみたりとかして。まぁ、そうなりゃ話は早い。ゲストハウスの写真沢山撮らせてもらった。
※写真アップは本人の了承を得ています。
内装はこんな感じだったり。自分で時間のある時にちょっとずついじっているんだとか。若くして好きなことをやって稼ぐって素晴らしい。
リビングではレコードでビートルズが流れていた。どこかの国かは知らないが、男性が目を閉じて、ゆったりと音楽にノっている姿が印象的だった。
オーナーの足。変な意味ではない。たまたま出発する前にポートレートを専門で撮っているカメラマンの人と話す機会があって、組写真としてパーツを撮るって聞いて、それが頭にあったから。
上記3点は、2階ベランダ。喫煙もここで。
要するにタバコ吸ってた時に撮った。本当色んな所に手をほどこしてある。
消灯後のリビング。奥の部屋から差す光がなんかよくて。
こちら寝たドミトリー。こういう日常写真&木の古民家感、好物です。
朝のベランダ。要するにタバコ吸いながら。
この日は雨が降っていて、この後前に書いた伊勢神宮へとつながる。
伊勢は神宮もいいけど、こういった瓦屋根の家屋が多い。歩いてても楽しめると思う。
朝の共有キッチン周り。
外のしっとりとした天気も相乗しているのか、空気感がどこか懐かしく心地よい。
とまぁ、なんだかんだで非常に満喫した初めてのゲストハウス。
とはいえおそらく当たり外れはあるだろう。他のゲストハウスにまた行ってみたいかというと別の話だ。でもここは今回の旅の中でも人と触れ合ったせいか、初めてだったせいか、凄く思い出に残る場所になった。
またそのうち「ただいま」なんていいながら訪れたい。
気になった方は是非。
もしかしたら俺が撮った写真、飾ってあるかもよ?