カメラという趣味を持つと、行動がアクティブになる。
それによってカメラを持たなかったら出会わなかったであろう人と出会ったりする。
街で話しかけられたり、気になって話しかけたり、共通の趣味によるコミュニティができたり。当ブログをやっているだけでも、刺激し合えたり、見守ってもらえたり。時には写真を撮って欲しいと頼まれ、繋がった事もあったっけ。
今日はそんな出会いのお話。
少し前の2月の終わり、いつものように知らない街をぷらぷらしてた。カメラを持って。
その日はまだ寒い時期の中で、ほどよく暖かくて凄くゆったりと時間が流れていた。
気持ちよい気分の中のんびり歩いていたら、建物の入り口からエプロンをした一人の少女がひょっこり顔を出して、こちらに向かって会釈をした。でも建物には看板もないし、何かのお店という感じでもなさそうで。
気になって話しかけてみたら、芸大生がその場所を借りて陶芸のアトリエにしていた。
ちょっと衝撃的だった。学生が自分のアトリエを持っているだなんて。
そして色々話を聞かせてもらって、とてもステキな場所だったので写真も撮らせてもらった。その時の写真をアップ。
芸大生によるものか。彼女の性格がそうさせるのか。作品なのか。
アトリエの中はどこを切り取っても雰囲気がいい。
作られた陶器も飾ろうとも無造作に置こうともなんかいい。
釉薬も色んなものに少しずつ配合し、色味をサンプリングしているんだとか。
学生故に親に多少頼っている部分もあるんだろうけど、時々自分で作った焼物を売ってアトリエを工面しているんだとか。
この中にある好きなものをあげますとまで言ってくれたので、本当はお気に入りのマイカップ持っているんだけど、大人なので買わせて頂いた。
見ず知らずの俺を優しく受け入れ、色々な話を聞かせてくれて写真まで撮らせてくれた彼女。帰り際にまた遊びに来てくださいと。
こちらが購入したカップ。
今はマイカップと交互に使わせてもらっている。