日々撮り散らかし。

日々撮り散らかし、日々更新し散らかします。使用カメラはPENTAX K-1。写真は雑食、スナップ・風景・ポートレート等まさに撮り散らかし。

みなさん、さようなら。

今日のタイトルは団地を題材にした映画のタイトルからきたもの。

 

一人の少年を中心に団地の時代背景を描いた、好きな映画の一つ。
映画では団地に理想を持って人が集まり、時代とともに離れていくまでが描かれているんだけど、その後に残されているのは取り壊しという現実だけだ。
 
実は世田谷区は三軒茶屋で、また一つ団地が役目を終えた。
今年の夏に行った時は、廃団地として特異な空気をまとっていて、その世界観に魅入るものがあったんだけど、
改めて先日行った時はフェンスに囲まれ、もう中に入ることすら出来なくなっていて寂しくなった。
 
 
これは偶然なんだけど、たまたま持ち出したフィルムカメラのMXのフィルム装填時が夏で、撮り終わったのが先日。共にその団地だった。
(まぁそれくれいフィルムで写真を撮ってないというだけだけど)
 
そして先日の撮影後、フィルムの巻き戻し中に、フィルムが切れるというハプニングにみまわれ、カメラを開けたら残っていたフィルムが感光した。
 
 
ただこの感光が、役目を終えた団地の表情をいい感じに演出し、色んな人の記憶の中の像みたいな意味ありげな写真になった。
 
 
 

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さらには先日はmamiyaの67を持って行っていたので、フェンスの外から1枚撮っておいてたんだけど、その写真は上の写真とは対照的で、堂々とした最後の様を映し出した感じがして、凄く気に入った1枚だ。
 
 
 

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この好きな2枚を今日に持ってきたのは今年もそろそろ終わるから。
次の更新がもしかしたら来年かもしれないなって思った時、出し惜しまずアップしようと思って。
 
でも後一度、できればまとまりもない団地のスナップを消化させたいとも思っているので、年末の挨拶はしないでおこうと思う。