知る人ぞ知るらしい鶴見線は、川崎駅から一駅移動した鶴見という駅から伸びるローカル線らしい。ローカルでありながらアクセスが良好という鶴見線。しかし実際に鶴見駅まで来てみると、都会にありながら30分に一本しか止まらないというなかなか渋い路線だ。
鶴見から一駅目にあるのはこの国道という駅。
今日はここ国道駅の写真。
実はここ、本当にディープな場所になっていて、当ブログでもすでに何度か登場。
していたかと思って検索してみたけどしてなかったみたい。
実際はここに来るのは3度目。それくらいディープ度が高く、アングラ好きにはたまらない場所だ。この写真は駅構内で無人改札。ホームからここに来るまでにカラスや鳩に襲われる場合もある。過去に何度か来ている関係でそんなに写真は撮っていないが、この写真のように構内はとても薄暗く、そしてちょっと臭い。
こういった昭和記念館的な建物が併設されているが、これは決して作られたものではなく、おそらく今は営業してはいないがちゃんとここに存在していたものだ。
とさらっとここの事を紹介しようと思ったんだけど、ブログにアップするのは初見のようなので、過去に撮った写真を引っ張り出してきた。
以下過去写真。
現像は当時のまま。
初めて行ったのは今から6年も前でなかなか香ばしい写真だった。
(2013年7月21日。使用カメラはPENTAX K5)
まず最初に出迎えてくれるのはこのカラスよけ。
とてつもなく不気味なくせになんの効果もなさそうで、カラスもたくさんいた。
(先日行った時は不評だったのかもうなくなっていた)
そしてホームからの階段を降りると、
目に飛び込んでくるのはこんな光景だ。
これが駅構内というのはとても信じがたい。
(この当時はバイクで行ったので実際は下から登ったけど)
そしてこちらが駅構内。当時の現像の好みがギラギラしすぎていてドぎついが、この雰囲気こそが最初に覚えた印象なのだ。
そして極めつけがこれ。
今も住んでいるかわからないが、この当時はちょっと怪しい人が住み着いていて、構内の二階部分の窓からラジオっぽい甲子園の実況や生活音が聞こえてきてたのを覚えている。
この構内のトンネル状のちょうど真ん中辺りにこのトイレがあり、この写真の後ろ姿の人はトイレに私用で水を汲みに来た人だ。
この駅の異臭はおそらくここから放たれている。
この国道駅、昭和5年に完成しそのままの形で今も残っているのだとか。
写真にこそ撮ってはいないが、戦時中の銃痕が壁に残っていたり、この佇まいから映画のロケに使われたりと雰囲気盛りだくさん。
ここに来たついでに外に出て、付近を流れる鶴見川で仕事をしていなさそうなおっちゃんたちと黄昏る。そんな事もできちゃうオススメの場所だ。
次回は国道駅周辺の写真でも。