前回に続きタイの事。
そもそもタイに行った目的は特になくて、写真撮りたくてとかそういうのでもなかったので、撮影枚数自体もそんなに多くなく、ただ現地を感じながらブラブラしてた。しいて言えば川でぼーっとしたかったくらいだ。
現地でちょっと気になっては電車やバイタクを利用して行ってみる。そんな過ごし方をしてたんだけど、電車に乗っている最中、突如飛び込んできたデカいビルに思わず目を奪われた。
マップで位置を把握してすぐさまUターンして撮ったのがこの写真。
駅のホームから。
気にしかならないのですぐさま行ってみた。
そう。このやたらとデカいこのビルは廃墟なのだ。
近づくにつれ、ヤバイ匂いがプンプンする。
入り口の分からないこのビルの麓は周囲が柵と壁で覆われていて、
ゴミだけが乱雑に散らかっている。
なんて書いてあるか分からないけど、注意喚起の看板が。
ピクトから見るに、入るな、写真撮るな、もちろん動画も撮るなというのだけは分かる。
柵の中を 覗いてみると子供が遊んでいる。
廃墟の麓で遊ぶ子供。勇敢に育つのだろう。
おそらく右側の家屋の子なんだろうけど、こんなにデカい廃墟ビルを独占しているようで羨ましくもあり、ちょっとスラムな匂いも感じる。
手なづけようかとも思ったけど、そもそも言葉も通じないので断念。
その辺を歩く人々にあれはなんだ?どうやって入るのだと聞いてみるも渋い顔しかしない。そもそも言葉も通じていない。ただ誰もが口にする言葉は「NO!」
仕方ないから下から見上げる。
全貌をおさえるべく、しれっと道路向かい側の駐車場的広場に入ってみる。
料金所的なところを通過するが、何を言っているか分からないからそのまま通過した。
ちょっと奥にいってみるも全然入らないくらいビルはデカい。
結構奥の方まで来た。それでも入らず。
仕方ないから縦で撮る。
結局必要以上に近づくことは出来なかったこの建物。
なんだったのかは分からないけど、なんだかんだ駅のホームから撮る写真が一番しっくり来るということだけはわかった。
そんなあて無きタイ散歩。