男とはいつの時代も浪漫を追いたくなる生き物である。
近年、雑誌にてタマゴサンドを取り上げられる機会が多くなったように思う。それはタマゴサンドがブームなのか、喫茶店がブームなのかは分からないが、とにかく目にする機会が多くなった。
普段は何の気なしに読み流していたが、先日急にどんなものなのか急に気になった。
たまごサラダ的なサンドはよく口にする。コンビニのサンドイッチにもあるし、なんだったらランチパックシリーズでも定番だ。
しかしだ。
近年よく目にするタマゴサンドは、厚焼き玉子バージョンだ。
そんなのがうまいのか?ちゃんとパンに馴染むのか?非常に気になった。
だったら追ってみようじゃないか。
そこでたどり着いたのは鎌倉だ。
東京じゃないって所に追った感がある。
こちらは「鎌倉パーラー扉」というところのタマゴサンドで、かの有名な鳩サブレーのお店だ。タマゴサンドは厚焼きとサラダの両方入り。比べやすいのでありがたい。
とはいえだ、この「扉」というお店、ウリはタマゴサンドなのだろうか?
店内にはもっと美味しそうなニオイが漂う。
頼んでみた。ベイクドカレーだ。
こいつ、めちゃくちゃ美味かった。
タマゴサンドを追っていたはずなんだけど、カレーに夢中になった。
で、結果タマゴサンドはどうだったかというと、想像を超えるほどのものではなく、なんの手も施していないスタンダードな食パンに挟む程度のものであれば、わざわざ遠方に出向く程でもないだろう。というのが世を賑わしているタマゴサンドへの感想だ。
追いかけたわりに感想は薄い。
でもせっかく来たんだ。って事で鎌倉を散策した。
実は鎌倉という街、神社仏閣だけの街ではない。
素敵な雑貨屋もあれば、美味しいコーヒー豆屋、パン屋なども充実している。
そしてそんな洒落た面を見せる鎌倉をも無視し、農協(鎌倉市農協連即売所:通称レンバイ)に行ってみた。
最初に出くわしたのは将来暴走族が有望なチャリボーイ。
だけどここはチャリや暴走のメッカではなく、その名の通り野菜を買う場所だ。
時間が遅かったせいか、そんなに賑わってはいなかったが、それでも色々な野菜が並ぶ。最近では京野菜に並ぶ野菜ブランドとして鎌倉野菜が注目を集めているとか。
昭和3年から現在まで続くこの場所は、毎朝農家の方が採れたての新鮮野菜を持って市を開いてくれるんだそう。画像下にあるズッキーニは全長1mの切り売りなど、変わり種もあった。
外周はこんな感じ。タイに行った時をちょっと思い出した。
その他にも美味しそうなパン屋等が並ぶ。
ここもちょっと有名店っぽい。
そこからさらにプラプラと散歩して、神社仏閣に歩み寄ることもなく、
最終的には海についた。
そんな休日。