日々撮り散らかし。

日々撮り散らかし、日々更新し散らかします。使用カメラはPENTAX K-1。写真は雑食、スナップ・風景・ポートレート等まさに撮り散らかし。

四万温泉。

以前スマホゲームが流行り始めて、今ほどゲームのクオリティや種類も多くなかった頃、ぐんまのやぼうというゲームがあった。

 


自分は群馬県人でもなければゆかりも特にないけれど、なぜかこのゲームを制覇した。

そう、群馬という県が好きなのである。

 

北海道という他県に行く機会が最も少ない地で育ち、北の大地を離れるだけで壮大な旅だと思っていた頃に、フェリーで海を渡り自らの運転で群馬に降り立った事すらある。

 

そんな群馬県は自分の中の好きな県ランキングで3本の指に入る。

 

 

今日はそんな群馬県の中で最も好きな四万温泉のお話。

 

まず群馬県といえば言わずと知れた温泉大国である。

自分は北は当然北海道から、南は九州まで名のある温泉地9割は行ったと思う。

その中でもダントツで群馬が好きだ。正確にいうとだから群馬が好きなんだけど。

 

有名所で言えば、草津伊香保という名前がすぐに出るが、他にも水上・万座・老神等本当に沢山の温泉地があり、それぞれの表情がある。

その中で一番好きなのが四万温泉

 

年に2度ペースで泊まりに行くくらい好きだ。

 

上毛かるたでは世のちり洗う四万温泉と詠われていて、国民保養温泉地第一号の指定を受けた。

泉質は硫黄塩泉で四万の病に効くという説がある。

 

四万温泉は四万川沿いに宿が連なっているんだけど、まずその四万川が凄い。

中之条方面からロマンチック街道を走っていくと、左側に現れ、

利根川支流の一級河川なんだけど、水が怪しいくらいに青い。

 

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写真は四万川と四万湖・中之条ダム

 

 

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その後、四万の甌穴(おうけつ)というちょっとした観光地を越えるといよいよ四万温泉だ。

 

 

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四万温泉の良さはこの写真でも伝わる静けさにある。草津伊香保の様な賑やかさ・観光地的な媚がない。

 

 

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こちらが川沿いに並ぶ宿、の裏側。

 

それでいてただ過疎っている訳でもなく、どこか凛とした町なのだ。

 

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知る人ぞ知り、その穴場感から放たれる開放感がとても心地よい。

 

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少し中心に歩くと温泉地特有のノスタルジーな繁華街も。

 

 

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その中に懐かしのスマートボールが楽しめる所が。

客の入り次第だけど、基本一人目の客が入った瞬間に、店のおばちゃんが演歌をかけだし、途端に賑やかになる。

 

 

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メンドくさがりで味のあるおばちゃんは常に手に孫の手を持っていて、それでルールを説明する。

 

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懐かしのとか言っておきながら、幼少期スマートボールにハマった記憶はなく、物心がついた頃には廃れたので、遊んでみると意外と楽しい。

 

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スマートボールの羽はなかなか開かなくても、おばちゃんの心を開くと、時々お菓子を分けてもらえる(おばちゃんの気分)。

 

 

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人里離れた場所ゆえに当然こんな場所も。

 

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こちら、四万温泉のシンボル。積善館。

 

 

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千と千尋のモデルになったという話が有名だけど、真偽のほどはよく分からない。

 

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そしてこの四万温泉という場所、他の温泉地に比べ比較的リーズナブルで宿泊時のご飯は豪華に感じる。

朝食時にも火の物がつくのだ。そのちょっとした心遣いに感心させられる。

ちなみに泊まるなら四万館がおすすめ。

井伏鱒二太宰治等著名な文豪が何度も足を運んだんだそうだ。

 

ぜひとも一度足を運び、四万の情緒を感じて欲しい。

 

それでは四万温泉で会いましょう。

 

※GW俺はこの地にはいません。北陸方面に旅立ちます。