別に何か撮りたくて歩いていた訳でもないんだけど、あっと思った時に写真を撮るってのが自分のスタイルなので、常にカバンの中にカメラをぶち込んでいる自分は、今日もそんな感じで数枚シャッターを切った。
何を思ってシャッターを切ったかというと、昼下がりの環七に面した脇道の角で、随分ゴミが散らかっていて、そこに気にもかけずチャリを止めている絵。
ごみ収集の日がいつかは分からないけど、東京都なら昼にはもう回収されているだろうし、翌日分だとしたら随分と気が早い。
そこに躊躇いもなくチャリを止めたのか、それともチャリが先にあったのか。
なんて思いながら写真を撮ったんだけど、こういう撮影者の意図っていうのは見た人に伝わっているのかどうか分からない。
そんな事を考えていたら、違う形でゴミを回収しに来た人がいた。
よくもまぁ、ひと目も気にせず。いわゆるホームレスな方なんだろうけど、社会と共存する事を諦めたわりには生きることにはストイックだ。
なんて事を思いながら環七をまたぐ歩道橋から一枚。
渡って中央線沿いにつながるバスを待つ。
バスに乗り空いてる席を見つけ座ると、自分の傘の柄からドラえもんが微笑んでいた。
ちょっと恥ずかしいイタズラをされたみたいだけど、いい目印だなと思いながら会社に戻った。
そんな今日。