先日あるお店に入ろうとしたら、20分待ちと言われた。
仕方なくその辺をプラプラして写真でも撮って時間を潰した。
その時居合わせたそれぞれの写真を拝借しここにアップ。
まず1枚目。Mさんが撮ったあじさい。
2枚目。Aさんが撮った商店。
3枚目。Eさんが撮ったよく分からない写真。
Mさんも、
Aさんも、
Eさんも、
短い時間の中、各々の着眼点で写真を撮った。
うん。どれも自分の写真。
100メートルの世界での時間つぶし。
本日いよいよ東京も梅雨入りが発表された。
ここ近年ではわりと明確な梅雨入りだったような気がする。
今日は久しぶりにタイムリーフォト。
さっき弁当を買いに行った時撮った一枚。
写真を撮るものにとって、この雨の時期をどう捉えるか。
俺はきっと普段と変わらず、なんかいいを大切にしていこうと思う。
トーチカというものをご存知だろうか。
名前はロシア語が語源のコンクリート製軍事施設だそうだ。
この場所は、北海道の大樹町。
敗戦が色濃くなりだした昭和19年、アメリカ軍の進攻を危惧し、防御線として海岸沿いに建てたものっぽい。どういう使われ方をしていたかは不明だけど海岸沿いにこのトーチカが点在している。
北海道に住んでいる時、全道を車で走り制覇した気になっていたけど、その頃こんなものが存在していたなんて全然知らなかった。
そういう想いもあり、いつか北海道に行った時は立ち寄ろうって思ってた。
北海道滞在最終日ということ、ここから空港が200km以上離れていたためあまり長い時間滞在出来なかったのが心残りではあるけれど、寄れてよかった。
実際に使われたのかどうかは分からない。
だけど人知れずひっそりと残っているこの佇まいに、どこか想い寄せられるものがあった。
以前紹介した「グリュック王国」とほど近い場所に、もう一つのドイツがあった。
中札内農村休暇村 フェーリエンドルフという場所だ。
ここはけっして廃村ではない。ドイツ伝統木組様式のフェーリエンハウスが建ち並ぶこの場所は長期滞在型の休暇・保養施設なのだそう。
当たり前だけどグリュック王国とは違い、空気が美味しく、一つ一つの建物が可愛らしい。
わざわざこの場所に泊まりに行くというのはなかなか難易度が高くはあるが、ちょっと宿泊施設として憧れる。
そんな遠くないところにちょっと有名な「幸福駅」というものもあり、
もしこの地を訪れる事があるならば、合わせて豚丼を食べていただきたい。
あ、なんか観光案内チック。
でもほんと、いい所だよ。
昨日アップしたよく分からない写真達という記事だけど、見せ方をちょっと反省した。
よく分からないでまとめたせいで、その中でも自分的好みまで埋もれさせてしまった。
中判フィルムというのはそのカメラの画角によって撮影枚数が異なる。
ハッセル等のスクエア(正方形)だと12枚撮れるし、自分が持ってるRB(mamiya)だと10枚しか撮れないし、今回現像に出した645という画角だと15枚撮れるんだけど、いずれにしても撮影枚数は35mmに比べると極端に少ない。
いずれのカメラもそれなりの大きさに対して撮れる枚数は少なく、それを外に持ち出すとなると、ちょっと撮り急ぐ傾向にある。それが昨日の結果(なんとなく撮ってしまった感)につながるんだけど、本来制限があるんだからこそもっと一枚を大切にするべきだ。
今日の写真はその15枚撮影した中で唯一自分の中でいいと思えた一枚。
この時どう思って撮ったかを説明しないでも、その想いがある程度この一枚に乗ったなって思えるやつ。
文章ってのにはチカラがあって、それを添えることで写真に意味が乗り、その想いは一層伝わりやすいとは思うんだけど、逆に言うと文章がないと伝わらないような写真より、その一枚で完結、もしくは想像させるようなものでありたい。
中版カメラ持って歌舞伎町でも写真を撮りに行ったら、なんかそれなりな絵が撮れたりするんじゃないかなんていう下心をもって歌舞伎町をふらつくも、いざ現像に出してみたら箸にも棒にもかからないものたちの記録が残った。。。
もう少し一枚一枚を大切にシャッターを切ろうと思った。
そんなまだ肌寒かったいつの日かの驕りの記録。
写ルンですをかばんに忍ばせたのは冬。
でも普段から一眼レフ(PENTAX K-1)を持ち歩いている身としては、意識しないとなかなかそれを使おうとはしない。
でもその撮影スパンはいい意味で現像時懐かしさを生む。
写ってたものがよく分からなくても、まぁそれはそれでなんかいいのが写ルンですのチカラ。
ただ露出のコントロールと伝えたいものが計算が出来ない難しさも。
でもその計算されないチープさもまぁいいか。
デジタルで撮ったら世にも出ず消えてしまうであろうワンシーンも、写ルンですで撮ったらそれっぽくみえるのは、風合いだけではなく、その一枚一枚が自分の予想を超え、客観的に見られるからなのかもしれない。
アマゾンを見る限り、前に紹介した時によりも高くなってるなぁ。
せっかくフィルムユーザーが増えている昨今なのに、フィルムも含め、高騰したり、無くなっていくのは悲しい限りだ。
窓から外を眺めると、北の地らしいコントラストのある空に、重厚さ際立つ建物が目に入り、まるで異国にいるかの様な錯覚をおこす。
程よい気候が作り出すそよ風が頬を撫で、スピーカーから流れるオーケストラの楽曲はややチープではあるものの、どこかちょっと贅沢な雰囲気を作り出す。その音に、はしゃぐ子供の声が掛け合わさる。駆け回る子どもたちと、それを優しく見守るお父さんとお母さんの姿が窓の下に。
ない。
そう。ここは廃墟の街だ。どれだけ眼の前に景色が広がろうとそこに人は居ない。
頑張って耳をすませたって聞こえてくるのは乾いた風の音、それによってどこかでぶつかり合う不気味な物音、涼しさが増す水の滴る音くらいだ。
この城は宿も兼ねていて、広々かつ豪華に装飾された部屋が多数存在していた。以前ここが幸せ満ちた夢の場所だったと思うと、そのギャップに何とも儚い気分になる。
どの部屋もベッドメイクがされたまま残っているのが酷酷しいが、別に事件があって放置された訳ではない。
いつの間にか外は次第に晴れてきて、露出を合わせるのが困難になってきたが、アンダーを無理に持ち上げるよりも、これはこれで潔い。
窓から見える景色もかなり明るくなった。
それでも人の居ない街には何の変わりもないが。
この城を出たのはちょうど太陽が真上に登る頃だった。
城を出たのち、周囲の景色を軽く探索した。
今後この地にまた足を踏み入れるかどうかは分からない。
でもこの場所はいつまでも残っていない。それが廃墟というものである。
そして今後国内でこれ以上の廃墟に出会う事はないんだろう、なんて思いながら予定が詰まっていたこともあり、後ろ髪ひかれる想いでこの場所を後にした。
グリュック王国に行ってきた編終わり。
前回の続き。
なんだかんだ奥に行くに連れて異国感が増してきた。
そして突如現れたこの空間。この装飾と朽ち感は芸術だと思った。
以前はここで何かしら盛り上がりを見せていたんだと思うとどこか物悲しい。
イエモンのPV「バラ色の日々」もここで撮影されていたようだ。
淡い色の装飾に差し込む光、そんなシチュエーションでいて朽ちているだなんてなんだか凄く儚い。
こちらは逆に太陽光が似合わないバー跡。
テーブルの上は当時のままなのか、それとも誰かが置いたのか。
そこから更に探索を進める。
この館のどこまでが一般共有スペースだったのか分からないが、このあたりは人々が楽しげに行き来していただろうというのは想像出来る。
またどこか幻想的な扉に出くわした。
でもドアの向こうは現実ではないような気がした。
ここもこんなに日当たりがいいのにカビが凄い。
さっきの大広間の2F部分に出た。
遠目で見るとどこか神秘すら感じたこの場所も、部分部分で見ると朽ちっぷりがひどかった。
続く。
昨日の続き。
侵入方法がしのびないものの、昨日の入り口から入ってみた。
ここからは読んでる人の期待に反しているかもしれない。
のであまり期待しないでね。
自分では勝手に魅惑な世界を想像していたんだけど、あくまでもただの廃墟。
強いていえば、館の規模が過去最大というくらい。
辺りにはひどいカビのニオイが充満し、そこかしこから水のしたたる音が響き渡り、静けさが相まって非常に不気味だ。こうやってみるとドイツ感も何もない。
分かりやすくガラスは割られ、白壁はどこもカビに包まれ、模様と化し、
場所によっては荒れすぎてて西洋感は皆無だ。
自分的に強くオススメ出来てないのはその西洋館の無さなのかもしれない。
ただの廃墟としては本当最大規模。でもここは北海道のドイツ、グリュック王国なのだから。
とは言え当然、根底が変わっているわけではない。
あくまでもベースにはドイツがある。
要するにドイツ的廃墟の素材はそれなりに落ちていて、後はどう見せるかって所。
当サイトでは時間軸的に、撮った写真をわりとありのままに載せている。
続く。
北海道は帯広の地に、ドイツをモチーフとしたテーマパーク、グリュック王国がある。
北海道の東の地最大のテーマパークであり、小学校の頃、夏休みが終わるとここのお土産なんかを貰ったりした。自分の家は自営業だったこともあってか、そういう場所に無縁であり、もらったお土産を眺めてはグリュック王国とはどんなところなんだろうと想像したものだ。
そんなグリュック王国も2000年を待たずとして閉園。
結局のところ一度も行くことが叶わず、静かに幕を閉じていた。
今回は日々撮り散らかし史上最も険しき廃墟、グリュック王国へ行ってきた。
実は今回北海道へ行った最大の理由がここだ。
まずここはとにかく規模がデカイ。
そしてかなり本格的な建造物で、ドイツを模範とした再現性も結構なものだったと思う。
それは北海道特有の広大な畑の向こうに建っていた。
周りには多くの木が茂り、ここからだと全貌がはっきり分からない。
という事で早速回り込む。
辺り一面は不気味なほど植物に覆われていて、それが一層不気味さを演出させる。
時期はGWということもあってか、ここの静けさは一層際立っていた。
当時を知らないけれど、当時賑わってたという面影を微塵とも感じさせない。
ドイツの街にみられるマルクト広場を再現した町並みもこの通り。
この石造りの建物はどこもしっかりと鎖され、中が気になるも入り方が分からない。
と思ったらここにあった。
この椅子を使ってお入りくださいと言わんばかりに。
続く。
今日は昼過ぎから職場を離れてたので更新が遅くなった。
ほぼ職場更新なので 笑
そして北海道の話は一休み。
というのも現像がまだ出来てなくて。
北海道編もう少し続きます。
今日の写真は、突如現れた両足の靴。
えって思って下をのぞいたけど何もなくて。
通路側に靴の修理屋さんがあって納得した。
そんなどうでもいい夕方の一枚。