日々撮り散らかし。

日々撮り散らかし、日々更新し散らかします。使用カメラはPENTAX K-1。写真は雑食、スナップ・風景・ポートレート等まさに撮り散らかし。

山の要塞。

昨日の続き。

 

滋賀から一直線に向かった場所。

 

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林道から突如姿を現したのは写真のような要塞だ。

 

 

ここがどういう経緯でこういう事になっているのか分からないが、旅の経路にこんなものがあっては立ち寄らない訳にはいかない。

 

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ここがその要塞の麓。 大きめのトンネルといくつものコンクリートの柱で構成されている。

 

 

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トンネルの中身はこんな感じだ。 直立ではちょっと窮屈な直径の筒で、等間隔で小窓が並ぶ。

 

 

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ゆっくり見渡しながら少しずつ奥へと進んでみた。

 

 

 

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冷蔵庫他、粗大ゴミが放置されている。そのあたりはこういった廃系建造物にはつきものだ。

 

 

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f:id:hibi-mae:20170514214626j:plain分かりづらいけど、ダンジョン的に経路は続き、奥に向かうにつれ高所になる。特に階段があるわけではなく、コンクリートと融合した土斜面を駆け上がる感じだ。

 

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見下ろすとこんな感じ。

 

 

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f:id:hibi-mae:20170514214904j:plain上に登って気づいたかが、何やら貯水槽的なものがある。

 

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貯水槽的なものに近づいてみた。石を投げ入れてみるも深さはさっぱり分からない。

 

 

 

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ここが行けそうな場所の最奥地。見上げるとこんな感じ。小一時間もいたらお腹いっぱいになったので引き返した。

 

場所は土倉鉱山。

実はここ、廃墟的な雰囲気を出しているがある程度山に入るとこの場所を示す看板も立っていて、その親切さからどうぞこちらですといった感じ。まるで歴史的重要文化財的な感じかと思いきや、到着したらやはりただの鉱山廃墟。

 

もう少し人の生活した気配等があれば、もっと色々想像出来たのかもしれないが、炭鉱跡にそれを求めるのはちょっと酷だろうか。そんな事を考えながら日本海の方へ抜けて行った。

はじまりのはじまり。

 

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時を少しさかのぼること5月2日、目が冷めるとこんな景色が目の前に広がっていた。

驚くくらい何もない景色。ここから旅が始まった。

 

二日分の着替えをリュックにしこみ、仕事を最後までやりとげた一日前の5月1日。そのまま新幹線に飛び乗り、たどり着いたのがこの地、東海道線沿いにある米原市

 

新幹線停車駅とは思えないくらい何もない。

 

 

 

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そこから電車で移動して、隣にある彦根に到着。

彦根城ひこにゃんで有名な彦根市だ。

 

 

 

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そりゃ彦根まで来たんだ。彦根城へ行こう。駅からちょっと見えてるし。

 

とは特にならず、駅前に置いてあった城の作り物的なものをみて満足。

 

 

 

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彦根城とは真逆の方向を探索する。そこで見つけた危ないという子供の飛び出し注意を促す看板。これをみて思った。本当に危ないのはこんなに錆びるまで見て見ぬふりをし続けている大人たちの心の隙だ。

 

 

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通りによく分からないトレーと、そこに昔から放置されているだろう空き缶と逆さの急須が置いてある。

 

 

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とにかくあれだ。サビが目立つ。なぜこんな場所を歩いているのかというと車の調達に向かっていた。使おうと思っていたレンタカー屋さんが駅から驚くほど離れていて、言葉の通り驚いた。

 

 

 

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歩く事2km。ようやく車を調達し、たどり着いたのはこんな場所。

 

 

 

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そこから車を乗り捨ててこんな道をひた歩く。

 

 

 

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しばらく林道を進んで急に現れる謎めいた要塞。

そう、彦根城をすっ飛ばして向かったこの場所こそが今回の目的地。

 

 

【続く】

2ショット。

mamiya RB67と写ルンですの2ショット。

 

 

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度々名前を出してごめんなさいだけど、この2ショットもアムロさんに楽しみにしててもらったもの。

mamiyaの大きさがやんちゃだ。

 


上記の記事で持ち歩いた2機種。

 

これをAgfa Vista 200を入れたPENTAX MXで撮ってみた。

今日この事をアップしたのはなぜかというと、現像したフィルムが今日届いたからだ。

 

これでここ最近撮ったフィルム撮影分が出揃った。

 

昨日・今日と更新こそ遅くなってしまったものの、実は今はネタが豊富だ。

 

 

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特に触れる事もしていなかったが、GWはちょいと旅に出ていた。

 

次回から少しずつその事にも触れて行こうかと思う。

 

大した事じゃないんだけどね。

少し前、伝えたい事はあるんだけどねでうやむやになっていた事。

 

 

心優しいアムロさんはそのことに触れてくれた。

 

その思い、蔑ろにする訳にはいかない。

ってことで、朝いつもより少し早く家を出て、その場所を改めて写真に撮ってきた。

 

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最近フィルム続きだったので、久しぶりのデジタル写真な気分。

まぁ、その話は置いといてだ。

こうやって改めて写真に撮るもやっぱり伝わらないね。これだけじゃ。

 

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最初の写真のT字路を左折して撮ったもの。

 

さらに分かりづらいか。。。

 

伝えたかった事は、簡単には伝わらなかったので改めて説明する。

もう一度1枚目の写真を見てもらいたいのだけど、電線にまで伸びているこの植物。

 

 

 

こいつがね。

 

 

 

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軒下の受け木鉢から出ているという事実。

なんだこの有り余る生命力。

 

植物って土あってのものじゃないのか。

むしろこうなっては根すら収まっていない気もする。

 

 

そんなしょうもない事でした。

 

おしまい。

写ルンですはやっぱり写ルンです。

昨日告知した通り、mamiyaRB 76と併用して撮った写ルンです写真を公開。

 

 

当然ながらルートは全く同じ。自宅付近から原宿で降り、北参道千駄ヶ谷方面。

 

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この写真は相変わらずのうちの近所。

何の花か分からないこいつは、近所の見栄っ張りおばさんが前に説明してくれた。

どうやら外来種できれいな花を咲かせるくせに雑草の一種。

という事で、「外来種」「オレンジ」「雑草」で検索。

 

簡単に情報が見つかった。名前は「ナガミヒナゲシ

1961年に東京都世田谷区で初めて確認され、現在は日本各地で観測される。

ひとつの芥子坊主から1000〜2000の種子をばら撒き、爆発的な繁殖力を持つ。

今年に入って埼玉県で危険性の周知と駆除の協力を呼びかける自治体まで現れているのだとか。なぜ危険かというと他の植物にたいし足を引っ張ることにより、農家に致命的ダメージをも与えかねないのだそう。

 

あ、話が大きくそれた。なんせ俺も今知ったもので。

上京してからずっと、雑草のくせにかわいい花を咲かせるな程度に毎年気にかけてたから。

 

 

で、写真の話に戻すと写るんですがRB76と大きく違うのは、何を撮るにしても気楽ということ。

その辺りのクイックさがたまらない。そして覗き窓(ファインダー)の画角がどこまで正しいのかも分からず、非一眼レフ故に想定した構図をよく裏切る。

 

 

 

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場所は代わり、原宿。

気になった建物の正面を撮っただけだが、途端にオールドだ。

この感じもたまらない。

 

 

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こちらは前回mamiyaでも撮った場所。

CR200の描写より、暗部が出てる所が憎たらしい。

 

 

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これはいつごろの建物なのだろうか。写り込んでいるフレアがプラスチック特有の拡散。このチープさもいいな。

 

 

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細く入る光にそそられ何となく撮ってみた。

 

 

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暗所は弱いみたい。次はチープなフラッシュも使ってみたいな。

 

 

 

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新国立競技場建設現場。ピンこそ甘いものの、このチープさがたまらない。

それでいて建設現場は生物。この絵はもう撮れない。

 

 

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都営霞ヶ丘アパート。全景。こういう引きの絵がmamiyaではなかなか難しい。

昨日と立ち位置は同じ。

 

とりあえずここまでが昨日のmamiya散らかしと並行して撮ったもの。

 

比べてみて思うのは、画角も気軽さも解像感も全て両極端だった。

フィルム特有の現像するまで何が写っているか分からないという感覚をもっと盛った様な印象。ピントの合う部分、フレーミングも全て上がってからじゃないと分からない。

 

ただこのチープさ、オールド感は個人的には結構ツボで、一つの表現方法だと思った。

  

Amazonで購入した写ルンです

重宝していたんだけど、いつの間にか39枚撮りの直営がなくなっていた。

27枚撮りはまだあるみたい。安いしこういうものは買える時に買っておくべきだと思った。

 

凄く軽いしカバンの中に入れてても邪魔にならず。

これからも時々持ち歩こうと思う。

mamiyaRB67は本当に散らかしだった。

昨日に続き、中判フィルムカメラmamiya 67を持って撮り歩いた件。

 

フィルムはCN200からFUJIの400Hへ変更。

タイトルの通り、本当よく分からないものが多く写っていた。

 

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ここは千駄ヶ谷かな?

何を思って撮ったものか全然覚えていないのは、撮った写真にメッセージが乗っかっていないからだと思う。おそらく強い日差しに映りだされる木の陰を入れた写真を撮ったんだと思うけど。

 

 

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こちらも意味不明。

撮った記憶はあるけど、狙った絵になっていないのはあまり考えずカメラ任せにしたせいだ。

話は変わるけど、こういった建造物を見ると面白い。その時代時代によって、流行りがあり、それ故に時が経つと古さだったり味だったりと雰囲気を醸し出す。ちなみにこのレンガ作り多くのマンションは80年代バブル経済期に建てられたもの。単なる住居という役割からステータスを表すものへと変化していった。うちの住んでる古い賃貸マンションも大きくくくればこのタイプだ。柵によくわからない返しがついているのも80'sっぽい。

 

 

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この写真は千駄ヶ谷に比較的多く見られた蔦に包まれる建造物。

この手のタイプは見た目に独特の雰囲気を醸し出し、夏場の温度上昇による省エネ効果がある反面、手入れも大変で虫類も家主を困らせる。でもやっぱり見てる分には好きな雰囲気。

 

 

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こちらは建物のエントランス部分を通りから、反対側の入口を撮ったもの。何か面白いものが横切ればいいなって思っていたら、ちょうどよくいいものが横切った。

 

 

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下り坂の先に見えるのは以前話題になった国立競技場建設地。ザハ氏が降りて以降どうなったのか耳には入ってきてなかったけど、工事は着実に進んでいるようで。

 

 

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こちら工事現場正面。多重露光を意図的にしようと思うも、うまくいかず。

 

 

 

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ここは知る人ぞ知る、都営霞ヶ丘アパート。

ここも新国立競技場建設に合わせて取り壊しが確定。住民は結構前に退室し、取り壊しを待つのみとなった。おそらくこの姿ももう何日も残っていないだろう。

 

この後さらにもう一本フィルムを追加し、職場のある表参道へ流れていく。

ただこうして撮ったものを見ると、バカでかいカメラを持ち出してスナップするってあまり意義を感じていない。。35mmで十分そうだ。

 

明日は並行して撮っていた写ルンですの方もアップ出来たらと思う。

フィルムCN200の件ラスト。

昨日に続き、フィルムCN200の件です。

せっかく10枚撮れるのに2枚しかアップしないというのはもったいなすぎるのでね。

 

今回は別にフィルムに対するあれこれを思考するつもりはなくて、どこで何を撮ったっていうお話。

 

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まず1枚目。

とても大切なフィルムと意気込んでおきながら、一番最初に撮ったのは家の近所。

昨日書いた思いっきり色がかぶっていた写真。なんとか見れる程度に復元した。

 

中判を過信しすぎて何を撮りたかったのかがハッキリしない。

でも伝えたいことはあるので、それはまた後日。

 

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ちなみに現像書き出しで上がってきた画像はこれ。

 

 

2枚目は昨日アップしたフェンスの写真。

ちなみにあれも地元。。 

 

 

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3枚目のこの写真がようやく電車に乗って降り立った原宿方面の純喫茶の入口。

現像時の赤みが暗部に残り、どことなく好みの雰囲気だ。

これがCN200のテイストなのかは定かではない。

 

 

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4枚目はこちら。原宿から北参道方面に向かってランチをした時撮ったもの。

無造作に置かれた箱の中の本の、ねっこという文字に惹かれて撮ったもの。

 

 

5枚目は共に歩いた友人を撮ったので割愛。

 

 

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で、6枚目は千駄ヶ谷のいい感じのアパート。壁の壁面はいい感じに緑が生い茂り、ステキだった。 光を入れて大きな光輪を作るつもりで撮ったけど、うまく現れず中途半端になった。。

 

 

7枚目の写真も昨日アップしたマンションのベランダの写真。

 

 

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8枚目はマンションの裏通路的な所。撮影意図通りの仕上がりではあるものの、発想に乏しい。

 

 

 

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9枚目。草の奥の古民家的なものを撮ったんだけど、ちょっと周りがうるさすぎた。。

 

 

 

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10枚目。最後の一枚にも関わらず、最も意味不明な一枚。

1枚目の写真同様、被写界深度を見誤った。 右の木のカタチが凄く心地よくそこを横切る佐川の人をとっさに撮った、まさにスナップ写真だったんだけど、2秒もたついた印象。佐川の人が電柱と重なりかけて意図したものとは違いがっかり。

 

 

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おまけ。

次に撮ったFUJI 400Hのもの。 雰囲気のあるボロ屋。400Hはさすがに特長が出やすいね。

 

ここから400Hにて更に2本撮り歩いた。写ルンですと併用で。

その写真はまたおいおい。(←最近こんなのばっかりだ。)

フィルムについて思うこと。

このGWを挟み、先日「両極端」という記事で書いたフィルムの現像が上がってきた。

 

今回の現像はここで知り合いお礼にと頂いたとても大切なフィルムだ。

それでいて謎が多いRollei Digibase CN200 PROというフィルムが混ざっている。

 

 

 

それ故に仕上がりを楽しみにしていた。

GWが突入する前からワクワクしていたくらいに。

 

そして結果からいうと散々だった 笑

 

一つは自分の腕の問題。(要するに大したものが写ってなかった。反省)

もう一つは怪奇なフィルムによるクセの問題だ。

上記の記事に書いたように、このフィルムは凄く謎が多く、それが原因でラボ屋次第ではまともな現像はされないとのことだった。

 

その事はここにも書いてある。

 

 

で、上がってきたのが案の定。

 

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もの凄く赤い。

 

これが何故この様な状態で上がってくるかも、届く前から調べてたのである程度想像はついていた。要するにネガフィルムは元々反転画像で、本来ならネガは赤みが強い。

 

そのまま写真に撮ると極端に言えばこの様な感じだ。(デジタル撮影を反転している)

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要するにネガで明るい部分は暗くなるし、寒色は暖色に変わる。

 

今回上がってきたネガはというと全体的に青い。そういう仕様のフィルムだ。

それによって必然的に反対色の赤が主体の色となるのだ。

 

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極端にいうとこんな色。

 

ただ、だから反対色でデータが上がってくるというのはラボ屋のさじ加減で、実際はセピアカラーのように全体に色が失われているわけではないので、現像段階ではフィルム自体どこのラボ屋でもこういう風に上がり、それをデータ化する時に補正をするかどうかにかかってきそうだ。要するに機械任せだとこうなる。

デジカメでいうホワイトバランスが振り切っている状態とみていいと思う。

 

なので自分で補正を試みる。せっかく頂いた大切なフィルムだしね。

 

しかし、さらにこのCN200というフィルムはそれだけではなく、取り扱いがデリケートだ。どの段階でそうさせたのかはよく分からないが、1コマ目、2コマ目と後半の色味が違う。

 

その様子がこちら。

 

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こちらはネガをライトボックスに置き撮影したもの。同じフィルムとは思えないぐらい色が違うのだ。

下の2コマの色味が本来の色味でグレーがかっていて、最初の1コマ目はもの凄く青く、2コマ目の半分までが青、そこから次第にグレーに落ちているとう印象だ。

 

このフィルムは8度管理推奨とされていてそのせいかもしれないし、もしかしたらラボ屋の取り扱いによるものかもしれないし、定かではない。

(このフィルムは室内で装着し、像も残っているので感光ではないと思う。)

 

これによって補正は難儀した。

 

結論からいうと1コマ目はどうにもならない。(フォトショップで加工するなら別かもだけど)ホワイトバランスが右と左で違うのが主な理由だ。

※自論だけど加工と現像は別で、普段の撮影データの写真をいじるのはライトルーム内に留めると決めている。

 

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そしてこちらが自分でライトルーム内で補正して出てきた絵。

なかなか味わい深いものとなった。

 あの色の中にここまで色が残っていたのだから、ラボ屋の現像に対する思い入れはその程度なのだろう。

※それでも安く上げてくれるラボ屋はありがたいと思っているので、要するにどう使い分けるかだ。

 

だけどだ。だとしたらフィルムの色味とはなんだろう。

 

この仕上げだっておそらく色々なラボ屋に出せば、出した数だけ仕上がりが違うはずだ。現にフィルム写真を撮っている知人たちは、各自好きなラボ屋を知っていて、そこに出す。

どこに出しても同じ仕上がりであれば、安いに越したことはないわけで。

 

自分でももっとコントラストを上げようとすれば当然上がるし、彩度もしかりで、ある程度自在に調整は可能だ。

 

結局の所、手焼きで印画紙に露光し、化学変化によって色を再現させるような場所でなければ、現像したフィルムはデジタルで調整されるわけで、本来のフィルムの色味は分からない。更に言うならその手焼きですら「覆い焼き」や「焼き込み」といった熟練の作業によって色味は変わる。そう考えたら現像に出してデータ化された写真というのは最終的に誰が色味を補正するか(大半は機械任せ)というだけで、ラボ屋に任せても納得いかないのなら自分でやったっていいのではとすら思うし、デジタルのRAW現像となんら変わらないのかもしれない。じゃー正解はなんだ?

もちろん元となるフィルム次第でその仕上がりは左右されるだろうし、フィルムの風合いというのはデジタルで再現できないほどの色気もある。

 

なので自分は今後、上がってきたフィルムデータに対し、再補正というのも有りかなと思っている。

 

それを踏まえて今後もフィルムを楽しみたいと思う。

 

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雨を撮ってみた事はあるか。

GW最終日、みなさまいかがお過ごしでしょう。

 

ここで白状するがここ数日、何もなかったかの様に記事の進行は進み、旅の温度も感じなかったはずだ。なんせ出かける前に全部書いて予約しておいたのだ。

 

実際のところは滋賀で車を借り、福井から京都、滋賀の順に琵琶湖を回る様な形でぐるりと旅をしてきた。走行距離800km前後。まぁ格別多くもないけどその間ほぼ渋滞に巻き込まれなかったので非常にツイていたと思う。

 

旅は最終日を除き全部晴れていた。

最終日のみ途中2時間くらい雨が降っただろうか。多少濡れはしたものの、おかげで人がまばらで歩きやすかった。

 

今日は明日から始まる日常への充電期間と思っているので、旅の事は特に触れないけど、その旅先で雨が降った時の写真。

 

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なんとなく雨を撮ってみた。

雨を撮ってみたのも記事にしたのも二度目だけど出先の天候も楽しみの一つって事で。

上の写真じゃよく分からないと思う。

 

なので一部トリミングしてみたのがこちら。

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F8 1/1600秒 ISO6400

雨天の光量だと雨が十分に止まらず、少し雨が流れている。

雨は1/1600秒では止まらないらしい。

 

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F5.6  1/5000秒 ISO6400

続いてはこちら。

望遠レンズに切り替え、解放気味でシャッタースピードを上げる。

 

今度は深度が浅いためか雨がはっきり写らない。

 

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同じ設定で、もう少し暗い部分を撮ってみるも、やっぱりはっきりとは分からない。

 

 

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仕方がないので、ピントをマニュアルにし雨に合わせる。

 

そして気づいたんだ。

 

出先の寺で何をしているのかと。ふと我にかえり雨宿りを辞めた。

そんな旅の最終日。

本当はしっとりとした感じを撮りたかったんだけどね。

 

道中の写真、フィルムが現像から帰ってきた部分に対する件はまたおいおいで。

両極端。

それは4月の最終日。

例のメッセージ性のフィルムをもらった時の話。さっそく使わせて頂いたブローニーフィルムに像を写してくれるボディはmamiya RB67。

重さは三キロを超え、スナップにはとても不向きなスタジオカメラ。

※ウエストレベルファインダーのものだとプリズムの重さがない分、マイナス一キロくらい。

 

そいつは外に持ち出すと、ぶら下げるというよりは抱えているといったイメージで、街中を歩くと、すれ違う人はやっぱり目線がカメラに行くし、カメラを持っている人も目を丸くする事もあるくらい目立つ。PENTAXの中判機ですらバケペンという異名を持つくらいなんだから、プリズムファインダを搭載したmamiyaはそのバケものよりさらにデカイ。

それでいて一本のフィルムで撮れる写真枚数は10枚だ。

 

そんなmamiyaには135mmというレンズがついている。

中判だから35mm換算だと70mmいかないくらい?

 

要するに標準域よりちょっとだけ望遠寄り。

そういう画角で写真を撮るとポートレートでもないかぎり、たいてい何かを切り取るという感じになりがち。少なくとも、道路の反対側から建物を端から端までという撮り方は出来ない。

 

そこで持ち出したのが、写ルンです。物心ついてから2度目の登場だ。

前回はスノボ用だったのでむしろスナップに持ち出すのは初めて。

 

頂いた特別なフィルムを入れた、もの凄く重厚感のあるmamiya RB76に対し、レンズ付きフィルムというもっとも簡易なカメラ。

その両極端なバランスにちょっとニヤけながら、その日は相変わらず色々撮りまくった。特にためらわずに。いいなというものに対し大事に撮ると、いつ撮り切るか分からないので、その兼ね合いが難しく。

 

そんなこんなでその日に撮った本数はブローニー3本と写ルンですまる1個。

一日でそんなにフィルムを撮りまくることもなかなかない。

あ、珍しくデジタルがお留守番してたからか。

 

そして翌日には現像に送ったので、後何日かすると上がってくるはず。

GWも終わりに近づいているのにまだ楽しみを残しているって所に幸せを感じる。

 

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写真はMX で撮ったFUJI C200によるもの。

前ピン、後ピンとシンメトリー。

変な写真をアップして申し訳ないと思いつつ、たいてい変な事しか書いてないのでいつも通り。

 

写真はとあるキャンプ場のトイレ。

入り口からこんなになんの隔たりもないトイレも珍しいと思う。

 

その辺の気の利かなさもキャンプ場という場所がらなのだろうけど、そういうチープさは結構好きだ。

 

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入り口から見渡せるトイレの空間は潔いくらいにシンメトリーでついつい写真を撮ってしまった。前ピンと後ピンどっちの写真もなんか好きだ。

 

でも一歩間違うと変質者。注意しなくてはならない。

気が大きくなった件。FUJIFILM C200

先日同じくはてぶろをやっているアムロさんの写真を参考にし、FUJICOLOR C200というフィルムを買った。 値段が安く、表現される青の透明度が凄く好みだ。

同じくPRO400Hも好みなんだけど、そっちは値段も3倍だ。

 

ただ販売店が少ないように思う。なのでAmazonで買った。

Amazonでも10本パックのみ。

  

 

今のご時世、フィルムも次々に製造が中止されいつ手に入らなくなるかも分からない。フィルム写真というのは常にそういうヒヤヒヤがついて回る。だから買える時に買うっていうのが得策だ。で使ったこともないけど10本まとめて買ってみた。一本単価388円。いつも購入するフィルムの3分の1と考えれば安いもんだ。

 

 

で、今日のタイトル。気が大きくなった件。

 

本来フィルム写真ってデジタルに比べ、一枚一枚を大切に撮るものだけど、一気に10本も手にして、しかも早く仕上がりも見てみたいなんてなると、凄く気が大きくなる。

 

よってしょうもない写真を量産し、あえて戒めのためにここにアップすることにした。

本日はあえてのナニコレ写真アップの回。

 

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1枚目のナニコレ。

ナニコレだけに自分でも説明つかないんだけど、この何か良く分からない逆U字の黄色いものを撮ったんだ。

 

 

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2枚目のナニコレ。

何がしたかったのかは分からないけど、被写界深度のテスト程度にはなるね。

 

 

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3枚目のナニコレ。

マイバイク「松風」。今家の壁が修繕中につき、隅に追いやられてる。

 

 

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4枚目のナニコレ。

もはや写メレベル。黙ってなに!?って気になるけど、俺も中身は見ていない。

そして今更気になっている。

 

ここまでは家の近所だ。家の周辺で済ませているあたり、本当何も大切にしていない。

 

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5枚目のナニコレ。

新宿駅で松田さんを撮ったもの。

 

 

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6枚目のナニコレ。

バンザイしているゴム手を撮ったもの。

 

以上、気が大きくなって撮ってしまったナニコレ集。

 

でもナニコレ的な写真だけど、こうやって並べるとこれもスナップのカタチかなとも思う。こういう肩の力が抜けた写真も面白い。

 

 

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ちなみに一枚目に撮ったのはこれ。

よく試し撮りに使う我が家の出窓。

 

 

アムロさんのおかげで、好きなフィルムが一つ増えた。

そしてこれからもC200で量産していこうという楽しみも増えた。

きたる連休。

今日からGW。自分も出かけているので省エネ運転。

 

今日の写真はその旅をイメージ。

 

 

したわけでもなく、たまたまだ。

 

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どこかの丘に馬の人形をぶっ刺して撮ったわけではなく、馬事公苑たまたまこういう構図で見える場所があって撮った一枚。

 

子供用教育番組的チープな絵となった。

電車内での暇つぶし。

ちょうど一年前の今頃。岩手県のマルカンデパートという商業施設が閉店した。そこには多くのファンがいて、その閉店を惜しんだ。

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去年のゴールデンウィークはそんな理由から岩手に向かう。

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愛のあるデパートの終わりが見たくて。

終わりの近いこのデパートはすでに省エネ運転だった。

その人の居ない哀愁が何とも感慨深い。

 

上層部には展望レストラン「大食堂」たるものがあり、閉店を惜しむ多くのファンたちでその最後を見届けようと賑わせた。

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デパートレストラン特有のレトロパフェの種類も豊富。

 

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懐かしむ姿の他に現役で今を楽しむ恋人たちもいた。

 

 

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俺もラーメンとソフトクリームを頂いた。

もうこの味を楽しめないのかと思うと、何とも言えない感情が込み上げ、一口一口ゆっくり味わった。

 

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 名前に恥じない大きな空間の食堂。

 

 

 

 

 

そんな俺はここに来るのは初めてだ。

なんの縁もゆかりもない。

 

以上、電車内でのひまつぶしでした。

 

※多くのファンの要望により、この大食堂のみ今年の2月復活したようです。

謎、深まる。

先日お礼と言う名のメッセージという記事を書かせていただいた。

 

撮り終えてから今更だが、その中の一本を調べてみると、更に謎が深まる。

Rollei Digibase CN200 PROというフィルムだ。

 

フィルムの知識なんて最初からないってのが、そもそもの原因なんだろうけど、どうやら取り扱いが凄く難しいのだそう。

 

今日はその CN200 PROの謎めいた部分を箇条書してみる。

 

・推奨保存温度8℃以下

(デリケート過ぎる。撮影後はすぐさまに現像するのがオススメらしい。)

・機械が自動的に補正するとおかしな色になる

(よってプロラボ推奨。その辺のラボ屋ですらフィルムの古さのせいにすることもあるんだとか)

・ネガ・ポジ・モノクロ現像兼用(もうさっぱり分からない)

 

どうだろう。この調べた内容。

調べたはずなのに特別有益なものはなかった。

 

 

そしてもう一度いうとすでに撮り終えているのだ。

正直8℃以下の保存なんて不可能だし、プロラボなんて使ったこと無い。むしろ早くて安い吉野家の触れ込みのような、ネット現像に送付済み。

伝え方も分からずおそらくネガとして現像してくるはず。

 

もうあれだ。後の祭りだ。

だけど、だからこそワクワクしている。大人になってからこんなナゾナゾ的な事はそうそうない。

 

アナログ撮影というのはただでさえ、仕上がってくるまでの楽しみがあるんだけど、今回のそれは格別だ。

 

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今日の写真は、先日何となく撮った写真。

まぁ、いつも何となくのが多いけど。